フラッシュ@Tokyo 2021年4月25日号 国立市 接種のタクシー補助、墨田区 後遺症相談センター、千代田区 高齢者らに検査費用

 日本共産党の区市町村議員団は、予算議会で住民の声をもとに様々な提案を行い、行政を動かしています。実現や前進した事例を紹介します。

国立市 接種のタクシー補助

 ワクチン接種について市は当初、集団接種のみを示していましたが、共産党市議団が質問し①個別接種を20カ所医師会の協力で実施②かかりつけ医での接種も行う③高齢者・障害者等が接種場所までタクシーを利用した場合1000円を上限に補助を行う―ことが実現しました。

墨田区 後遺症相談センター

 新型コロナの「後遺症相談センター」を保健所内に設置します。後遺症に悩む住民の電話相談窓口や、後遺症に対応する区内の医療機関を紹介します。

 また同区は、繁華街対策として、錦糸町周辺の飲食店従事者のPCR検査を実施しました。200人を検査し、陽性者はゼロでした。周辺住民からは、「うちの町会も検査範囲に加えてほしい」などの声が寄せられました。共産党区議団が区民福祉委員会でこの要望を取り上げ、区は「検討中」と答弁しました。

千代田区 高齢者らに検査費用

 65歳以上及び基礎疾患をもつ区民とその家族を対象にPCR検査費用を助成します。1回2万円で上限は3回、期限は9月まで。償還払い方式で対象は約8000人。共産党区議団は①助成対象を障害者施設や子ども施設で働く職員も加えること②償還払いを改め、検査費用を心配せず検査できる方式に―と提案。「走りながら改善を図る」との答弁を得ました。

 介護事業所への運営助成として、利用自粛に伴う収入減と感染予防策のため、必要な機材の確保や人材確保のための手当など、事業所ごとの必要性に応じて助成します。

東京民報2021年4月25日号より

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