街角の小さな旅55 江戸東京たてもの園と小金井櫻 文化的価値高い建物と桜の名所〈2025年3月2日号〉

 江戸東京たてもの園は都立小金井公園(小金井市)のなかにあり、江戸期から高度成長期頃までの文化的価値が高く、かつ、現地保存が不可能な歴史的建造物を復元・保存し展示しています。西・東・センターのゾーンにそれぞれ、建築家・前川國男邸などの洋館や店舗、江戸期に建てられた茅葺かやぶきの農家、二・二六事件で暗殺現場となった高橋是清邸が並んでいます。

小金井公園の桜

 なかでも東ゾーンは、戦前の東京の街並みが再現され店舗の前面を銅板で飾った看板建築や店先に陳列された当時の商品、道具などを楽しむことができます。

 また、東京の銭湯を代表する銭湯として保存された子宝湯は入り口の番台や浴室の富士山の壁絵などを内覧できます。子宝湯は宮崎駿監督のアニメ映画「千と千尋の神隠し」の銭湯、文具店の武居三省堂は釜爺が働くボイラー室のモデルになった建物です。

 入り口のビジターセンターには展示室があり、3月30日から「江戸東京コレクション~江戸東京のくらしと食べ物~」が開催されます。

小金井公園

 小金井公園は都立公園のなかで3番目、日比谷公園の約5倍の面積を誇る公園。「花と緑のひろびろ空間」をテーマに、武蔵野の風物である雑木林と芝生の広場がひろがり、テニスやゲートボール、ソリゲレンデ、園内を周回する1・8㌔㍍のサイクリングコースなどのスポーツやBBQを楽しむ人でも賑わっています。

 また、ヤマザクラ、サトザクラ、ソメイヨシノなど50種、1400本の桜があり「日本さくら名所100選」にも選定されています。たてもの園横の「桜の園」では2月ごろに咲き始める早咲きの寒桜、河津桜から、山桜、5月に咲く遅咲きの桜まで約400本の様々な品種の桜を楽しむことができ、たてもの園前広場では、満艦飾のソメイヨシノの下で宴席が賑わいます。3月29日~30日には「小金井桜まつり」が開かれ、郷土芸能や音楽演奏、花席、茶席などが催され地元のグルメ屋台も並びます。

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