自治体質問に不回答連発 PFAS流出で横田基地〈2025年3月2日号〉

 米軍横田基地で2024年8月、PFAS(有機フッ素化合物)を含む水が大量に流出したと見られる問題で、周辺自治体が米軍側に質問した事項への回答が2月21日に明らかになりました。

 流出は、8月30日の台風の大雨により、同基地内にある消火訓練施設の「訓練ピット」から水があふれたことによるものです。米軍は長年、飛行機火災の消火で、PFASを含んだ泡消火剤を使用しており、訓練ピットの周辺にある貯水池にPFASを含んだ水を大量に保管していることが明らかになっています。

 今回の回答は、都と周辺自治体が12月20日に横田基地内に入って、米軍側から直接、経緯の説明を受けた際に出された、質問事項に対するもの。11項目にわたる質問ですが、複数の項目で米側は「基地の内部オペレーション」などを盾に、回答を拒んでいます。

関連記事

最近の記事

  1.  「未だ国は謝罪せず、直近の厚労省の専門委員会で決着が付いた議論を蒸し返すどころか、生活保護費の新…
  2.  リニア中央新幹線の北品川工区から本格掘進が進んでいる工事現場の地上周辺の道路が隆起しているのが見…
  3. 「日の丸・君が代」不当処分撤回を求めて10月26日、日比谷図書文化館(千代田区)で「学校に自由と人…
  4.  神宮外苑再開発(新宿区・港区)でラグビー場建て替えの認可手続きを巡って緊迫した状況が続く中、作家…
  5.  参院選などを通じて差別や排外主義を掲げる政党や政治家が台頭したことに、危機感を覚え反対する声が広…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

ページ上部へ戻る