署名の力で大軍拡止める 総がかり行動実委がつどい〈2025年3月30日号〉

 総がかり行動実行委員会と、9条改憲NO!全国市民アクションは19日、参院議員会館内で、新たに集める「大軍拡反対署名」(税金はくらしの拡充に 戦争準備の軍拡は中止して、憲法、平和、いのち、くらしを守る政治への転換を求める請願署名)の推進のつどいを開きました。

 主催者あいさつした憲法9条を壊すな!実行委員会の菱山南帆子氏は、「インターネット上でデマや排外主義的な言葉が流布されているもとで、人と人との交流を持つきっかけとなるのが、署名運動だ」と強調。「生活が苦しいという声が広がっているのに、軍事には財布が別のようにつぎ込んでいく。いまお金を使うのはそこなのかという声を広げていこう」とよびかけました。

推進のつどいであいさつする菱山氏=19日、千代田区

 日本体育大学の清水雅彦教授が講演しました。昨年秋の衆院選で改憲勢力が3分の2を下回ったことで、明文改憲の動きを止める可能性が広がっている一方で、「敵基地攻撃」論や軍事費大幅増などによる実質改憲は進められていると強調。防衛費の大幅増よりも、教育や福祉に予算を回すよう求める運動を広げていくことを提起しました。

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