- Home
- Top Stories, 平和・人権
- 国防長官「在日米軍を戦闘司令部に」 米軍が港区に司令部拠点〈2025年4月13日号〉
国防長官「在日米軍を戦闘司令部に」 米軍が港区に司令部拠点〈2025年4月13日号〉
- 2025/4/10
- Top Stories, 平和・人権
防衛省は3月31日、米軍が、自衛隊の統合作戦司令部との連携を専門に扱う部署を新設し、港区六本木の赤坂プレスセンターに拠点を置くと発表しました。国は「在日米軍の統合軍司令部へのアップグレードの開始」と位置づけており、米軍の指揮下のもと、自衛隊が米軍と肩を並べて軍事作戦を進めようという動きが、都心の港区を拠点に進められようとしています。
自衛隊の統合作戦司令部は3月24日に設置されたもの。新宿区市ヶ谷の防衛省内に置かれ、陸海空の三つの自衛隊を、一体で指揮します。

今後、設置予定の在日米軍の統合軍司令部は、現在の司令部を格上げして横田基地に置かれるとみられます。在日米軍の指揮は、これまでハワイにあるインド太平洋軍司令部が担っており、在日米軍司令部は基地の管理などが主な役割でした。これが、実際に戦争を指揮する司令部になることになります。
赤坂プレスセンターは、市ヶ谷からほど近く、ヘリポートがあって横田基地への移動もしやすいことから、日常的に自衛隊の統合作戦司令部との連絡・調整を行うための機関となります。
赤坂プレスセンターは、旧日本軍の麻布第三連隊があった場所を、戦後直後に米軍が接収した土地。現在は米軍の準機関紙・「星条旗新聞」や、ヘリポート、軍関係者の宿泊施設などがあります。
ヘリポートに飛来するヘリコプターの騒音は周辺住民や、近隣で働く人たちを苦しめ、返還運動が長年、取り組まれてきました。地元の港区も、毎年のように、返還を求める要望を国に行っています。











