みんなで変える参院選に ライター 小泉なつみさん〈2025年7月13日号〉

 日本共産党が5日、小金井市の武蔵小金井駅前で開いた街頭演説(1面参照)で、ライターの小泉なつみさんが応援に立ちました。要旨を紹介します。

 フリーランスでライターをしています。インボイスの反対運動にずっと取り組んできたので、いま、多くの政党が消費税減税やインボイス廃止を掲げていることは、大変、喜ばしいことです。

 一方で、消費税廃止やインボイス廃止を掲げているからといって、どの政党でも良いわけではありません。何を申し上げたいかというと、人種差別をするような政党は、私たち大人が絶対に落とさなくてはいけないということです。

 「日本人ファースト」を連呼する政党もありますが、納税しているのに参政権を持たない外国人のどこが優遇されているのか、さっぱり分かりません。私の子どもの同級生の1割は外国の子どもです。彼らやその家族が、肩身が狭い思いをしないで生きられるようにするのが、日本に暮らす大人の当たり前の振る舞いだと思います。

 政治が語られるとき、よく「失われた30年」と言われます。私自身はこの30年を失ったわけではなく、ただがむしゃらに生きてきました。

 自民党と公明党の公約をご覧になったでしょうか。自民党は「日本を動かす」、公明党は「やると言ったら、やり切る」。私はこれを見て、頭に血が上りました。これまで30年間、政権にいて、動かすことも、やり切ることもしなかったのが、自民党と公明党です。

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