専門家有志 財産処分取り下げを
「神宮外苑地区再開発の再考を願う建築・造園・都市計画・環境の専門家有志」は11日、秩父宮ラグビー場の建て替え事業を巡って、所有者のJSCが財産処分の認可申請を行い、阿部俊子文科相が認可したことに対し、認可取り消しと適切な指導を行うことを求める要請書を提出しました。
要請書は土日を挟んでわずか7日間での認可に対し「非常に拙速な判断と言わざるを得ない」と批判。「歴史的文化的価値のきわめて高い、国民の共有財産である秩父宮ラグビー場の敷地や建物の処分に関して、何の説明もなく、即断に近い認可行為に関して、強く抗議」するとしています。その上で①7月2日に提出した専門家有志の要請文に対する回答②JSCの秩父宮ラグビー場の財産価値の金額とその妥当性の判断根拠の提示―を求めています。
都議会臨時会 副議長に自民
都議選後、初の臨時議会が8日開かれ、議長に都民ファーストの会の増子博樹都議、副議長に自民党の菅野弘一都議が選出されました。
日本共産党は、議長は第1会派、副議長は第2会派から選任するという立場で、議長は増子都議に投票。自民党は立憲会派と並ぶ第2会派ですが、「裏金問題に反省がない自民党に副議長を担う資格はない」(里吉ゆみ幹事長談話)との立場から、大山とも子都議に投票しました。立憲会派は自民党の菅野氏に投票しました。
自民党は裏金問題で今年2月に議長を辞職したばかりで、改選後の自民党の新執行部は政調会長、総務会長が空席のままです。
地検特捜部 議員秘書を略式起訴
自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、政治資金収支報告書に約1950万円の収入を記載しなかったとして東京地検特捜部は15日、萩生田光一衆院議員の政策秘書を政治資金規正法違反罪で略式起訴しました。東京簡裁は同日、罰金30万円、公民権停止3年の略式命令を出しました。
特捜部は昨年12月、政策秘書を不起訴(起訴猶予)としましたが、東京第5検察審査会が今年6月に出した「起訴相当」との議決を受け、再捜査していました。
東京民報2025年8月24日号より











