連日の酷暑が続いています▼国内の歴代最高気温は、7月30日に兵庫県丹波市で、41・2度を記録。さらに、わずか1週間後、8月5日に群馬県伊勢崎市で41・8度を観測して、記録が更新されました。都内でも、40度超えが相次いでいます▼暑さと並んで深刻なのが、豪雨です。九州地方では、平年の8月の2カ月分の雨が1日で降る地域も出るなど、全国に被害をもたらしています。酷暑も、豪雨も、気候変動がもたらす異常気象が、待ったなしの対策を求めていることを示しています▼小池百合子知事の記者会見では、8月は2週連続で暑さ対策がテーマの一つとなりました。公共施設など空調のある施設の利用や、男性も含めた日傘の使用、エアコンの積極活用などを呼びかけるものです▼エアコンの大切さはわかっていても、物価高の生活苦で購入をためらったり、使用を減らす家庭も多くあります。東京都は高齢者世帯などに8万円のエアコン購入補助を検討していると報じられ、都議会与党会派も18日に補助実施を要請しました▼日本共産党都議団は、長年にわたってエアコン購入・利用への支援を求めてきました。異常な暑さのなかで、熱中症での緊急搬送も増加しています。命を守る、抜本的な支援の拡充が必要です。
東京民報2025年8月24日号より










