共産党都議団 あり方検の要綱案
日本共産党都議団は、「都議会のあり方検討会」の設置をめぐり、9月24日の議会運営委員会に「都議会のあり方検討委員会設置要綱(案)」を提出しました。都民ファーストの会からも設置要綱案が提出され、協議の結果、都ファ案が採用され、これに基づき「都議会のあり方検討会」が設置されました。
日本共産党都議団が提出した要綱案の特徴は、都議会のあり方は全ての会派・議員、都民に関わる問題だとして、「検討委員会」を都議会に設置し、討議内容を本会議で報告ができるようにするもの。一方、採用された都ファ案では検討会を「議会運営委員会理事会のもとに設置する」ため、会議結果を本会議に報告することができず、全ての都議会議員が影響を受けるにも関わらず、報告を受けることができません。
また、共産党案は委員について、ひとり会派を含む全ての会派から選出しますが、都ファ案は議会運営委員会の委員になっている会派までしか委員を選出せず、ひとり会派、少数会派が入れません。共産党都議団は「引き続き、都議会改革に全力を挙げる」としています。
共産党都議団 定例会に意見書決議
日本共産党都議団が第3回定例会(9日閉会)に提案した意見書・決議は以下の通り。
▽パレスチナの早急な国家承認に関する意見書(案)▽核兵器禁止条約への署名及び批准に関する意見書(案)▽次世代研究者挑戦的研究プログラムの研究奨励費の支給対象を日本人に限定する方針の撤回等に関する意見書(案)▽多文化共生社会の実現に関する決議(案)▽消費税率の引下げ及びインボイス制度の廃止に関する意見書(案)▽選択的夫婦別姓制度の法制化の実現に関する意見書(案)▽在日米軍司令部の統合軍司令部へのアップグレードの中止に関する意見書(案)
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【グリーンな東京と共同提案】▽生活保護基準の引下げを違法とした最高裁判所の判決に関する意見書(案)▽政治資金パーティーの自主的禁止に関する決議(案)
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【全会派で共同提案し成立した意見書】▽私学振興に関する意見書(案)
東京民報2025年10月19日号より












