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和泉尚美の都政ウオッチ対談編 第3回定例都議会を振り返る 里吉「知事の答弁格差に怒りが」 和泉「議会世論変える存在意義」〈2025年11月2日号〉
- 2025/10/30
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9月に東京民報社の代表取締役に就任した和泉尚美氏(前共産党都議団幹事長)が、都政と都議会をウオッチする不定期連載が始まります。年に4回の定例議会では、都議との対談で論戦やエピソードを振り返ります。今回は、都議選後最初の第3回定例会(9月24日~10月9日)で代表質問に立った、都議団新幹事長の里吉ゆみ都議(世田谷区選出)です。司会は、荒金哲編集長。
和泉 忙しいところ対談ありがとうございます。今回の定例会で私が感じたのは、都議団が14人に減っても、前期に野党第一党として切り開いた歩みを止めることなく、議会の課題にも都政の課題にも、多角的に取り組んでいることでした。
里吉 新人・元職の3人を含め、14人全員、力がある議員なんです。それぞれが、都政でこれをやりたいという思いを持っていて、例えば申し入れをしようとなったら、自主的に文書をつくったり、動き出してくれます。

和泉 都議団の伝統ですよね。こんな取り組みをしたいと都議一人ひとりが問題意識を持って、主体的に動いてくれる。あと、徹底的に議論するのも都議団の文化です。
里吉 それぞれが得意分野を持っている専門性と、集団の力。その組み合せが、都議団ですよね。
議会改革への一石
和泉 今回、議会改革を都議団として提案しましたよね。ねらいは?
里吉 都議会の改革を検討する「都議会のあり方検討会」(あり検)を、前期に引き続き設置することが決まりました。しかし、前期のあり検は議員の質問時間を短くしようという議論が突然、持ち出されたんです。せっかく設置するならば、私たちが必要だと考えている議会改革をまとめて提案しようと考えました。
和泉 あり検の議論が実効性あるものになるように、提案という一石を投じたんですね。まとめてみて、どうでしたか?
里吉 実は、この間、都議団が提案してきた議会改革の多くが、実現しているんですよね。委員会のインターネット中継もそうだし、政務活動費の使途公開や、公用車のルール見直しもそうです。振り返ってみて改めて実感しました。











