杉並区 擁壁アドバイザーを派遣 倒壊事故受け補正予算で〈2025年11月23日号〉

 杉並区は擁壁が崩落して住宅が全損する事故を受け、老朽化した擁壁の現地調査と改善提案をする「擁壁アドバイザー」を擁壁所有者に無料で派遣する制度を12月下旬から始めます。岸本聡子区長が11日の記者会見で明らかにしました。19日開会の区議会に提出する一般会計補正予算案(総額1億7690万円)に、242万円の費用を盛り込みます。

会見する岸本区長=11日、杉並区

 擁壁とは高低差のある土地の土砂が崩れるのを防ぐために設置されるコンクリートやブロックなどの壁のこと。9月30日夜、杉並区堀ノ内の住宅街で、高さ4~5㍍の鉄筋コンクリート造の擁壁が崩れ、その上に建っていた木造2階建て住宅1棟が倒壊しました。負傷者はいなかったものの、建物が向かいのマンションの敷地に倒れ込みました。その後、区が行った緊急点検で安全に問題がある擁壁が24件、そのうち対策を急ぐ必要がある擁壁が2カ所で見つかりました。

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