業者突き放す姿勢を正せ コロナ給付金 不備ループ裁判で最終弁論〈2025年11月30日号〉

 新型コロナ禍での売り上げ減少にあえぐ中小企業や個人事業主に対する国の給付金制度で執拗しつように「書類の不備」の指摘を受け不支給にされた不備ループ問題。被害を受けた食器の卸小売業者が支援金の支給などを求めている裁判(篠田賢治裁判長)で20日、最終の口頭弁論が行われました。

 原告の事業者は「毎日、複数の取引があるという書類の確認を求められ、深夜まで(提出書類の)準備に追われた。何がダメだったのか知らされず修正のしようもない。何度も(申請の不備の)メールが来て頭がおかしくなりそうだった」と、苦しんだ状況を訴えました。さらに「裁判の中で国は売上台帳の誤記をもって不正を疑っていたことが分かった。それなのに、なぜ何度も『複数の取引の証明』を求め続けたのか。却下の意味もわからなかった。コロナ禍を乗り越えようと申請したのに、寄り添うのではなく突き放す行為だ」と訴えました。

 弁護団の本間耕三弁護士は「原告が給付金要項を満たした申請をしているのに、不当な『不備通知』を繰り返し送りつけられ、審査会事務局からまともな説明を受けられず、実質的に説明を拒むかのような対応を受け、不当に不支給決定を受けた」と指摘。「審査会の悪質性と違法性、責任を追及する」裁判だと強調しました。

最終弁論を終えた原告、弁護団、支援者=20日、千代田区

理不尽な国の主張

 原告の事業者は2021年1月の緊急事態宣言で減少した1月から3月の売り上げが対象の一時支援金と、4月から9月の月次支援金を請求しました。一時支援金と4、5月の月次支援金は支給されましたが、6月から9月は未支給です。

東京民報最新号はこちらから

カテゴリーから探す

記事を掲載時期から探す

最近の記事

  1.  市民団体「WE WANT OUR FUTURE」と憲法9条を壊すな!実行委員会は8日、国会前で「…
  2.  地域で太陽光発電したエネルギーを活用し、電力の地産地消と脱炭素化を進める江戸川区の「江戸川電力株…
  3.  多摩市議補選(被改選数4、立候補10人)で、日本共産党の早川寛氏(46)=新=が5853票を獲得…
  4.  練馬区長選が12日に投開票され、学校法人理事長で無所属の吉田健一氏(59)が、前都議の尾島紘平氏…
  5.  東京民報社の和泉尚美代表取締役(前日本共産党都議団幹事長)が、都政と都議会を不定期連載でウオッチ…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

2025年11月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  
ページ上部へ戻る