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「DVは支配」本質知って 共同親権描く『五月の雨』 被害者救済に取り組む弁護士 岡村晴美さんに聞く〈2026年5月3,10日合併号〉
- 2026/5/1
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離婚後の共同親権制度が4月から施行されたもと、ドメスティックバイオレンス(DV)や虐待の被害者に同制度がもたらす危険性を描く映画『五月の雨』が、全国の劇場で公開されています。夫による精神的DV、モラルハラスメントに苦しむ家族を描くドラマパートと、関係者に取材したドキュメンタリーパートで構成されています。映画を製作した「ちょっと待って共同親権ネットワーク」のメンバーで、ドキュメンタリーパートにも出演した岡村晴美弁護士に聞きました。
―映画化の経緯を教えてください。
共同親権の問題は、どうしても分かりにくい面があります。ちょっと待って共同親権ネットワークのメンバーで、映画の製作総指揮を務めてくれた熊上崇さん(和光大学教授)と私は『面会交流と共同親権』という本を共著者として出版しています。その編集会議には、DV被害者の女性たちも参加していて、会議の際に熊上さんが「これはドラマや映画にしないと伝わらないな」と言われたんです。私は、まさか実現するとは思わず、「私の役はどの女優さんにやってもらおう」なんて冗談で話していましたが、熊上さんは有言実行の人で、監督や脚本家を見つけて、映画化にこぎつけてくれました。資金の確保のため、クラウドファンディング(ネット募金)もやって、多くの方にご協力いただきました。

―映画を見て、どんな感想を持ちましたか。
映画の脚本づくりの段階から、DV被害者の体験が多く詰まっているので、とてもリアルな描写になっています。共同親権をめぐる国会質疑の動画や、ドラマパート、関係者へのインタビューなどさまざまな映像を、監督が分かりやすく構成してくれました。同時に、リアルなだけに、DV被害の当事者の女性からは、怖くてとても見られないという声も聞きます。安心感のある少人数のメンバーで、あたたかいお茶なども飲みながら視聴できるような機会をつくっていくのは、今後の課題かなと思っています。
「虎に翼」に続き
―ドラマパートで妻を演じるのは、NHKの朝ドラ「虎に翼」でもモラハラのDV被害者を演じた安川まりさんですね。
私も「虎に翼」をずっと見ていたので、ぴったりの方が引き受けてくれたとうれしかったです。安川さんにお会いした時には、「(役として)80年余りを経て現世に生まれ変わったのに、また、DV被害者にしてもうしわけありません」と申し上げました(笑)。安川さんは試写会の舞台あいさつで、「名もなき生活者の代弁をするのが俳優の仕事だと先輩から聞いてきた。この役で、その役割を果たせたんだったら、うれしい」とおっしゃっていました。夫役の方も含めてさすが俳優さんで、DVのある家庭の様子が、リアリティを持って伝わってきます。

―改めて共同親権の危険性は。



















