〈一分 2026年5月3,10日合併号〉 1986年4月26日に、ウクライナ北部で起きたチョルノービリ(チェルノブイリ)原発事故から40年が経ちました…
1986年4月26日に、ウクライナ北部で起きたチョルノービリ(チェルノブイリ)原発事故から40年が経ちました▼試験運転中の原発が炉心溶融を起こし、爆発と火災で大量の放射性物質が大気中に放出されました。日本でも、高濃度の放射性物資が含まれる雨が観測されています▼40年経ったいまも同原発の廃炉は見通せないままです。周囲は立入禁止となっており、原発を覆っている石棺は老朽化の危険が指摘されています▼そこに暗い影をもたらしているのが、ロシアによるウクライナ侵略です。ロシア軍は2022年5月に原発周辺地域に侵入。約1カ月にわたって原発を占拠しました。撤退後もドローンの飛来が続いています。石棺崩壊のような重大事故さえ起きかねないのに、自身の軍事目的のために核の脅威を利用する姿勢は許されるものではありません▼チョルノービリの事故から、およそ25年後に地震を引き金にした炉心溶融事故を起こしたのが福島原発です。15年が過ぎた今も、故郷に帰還できない人が多数いて、廃炉も遅々として進んでいません。40年は、ちょうど国と東電が福島原発廃炉完了の目標とする期間でもあります。二つの原発事故のその後は、原発ゼロしか人類が生き延びる道はないと示しています。
東京民報2026年5月3,10日合併号より










