【読書 今月の本棚と話題】「守り活かす」意義を示す 『時代に挑む日本国憲法』 小沢隆一 著〈2026年5月24日号〉
- 2026/5/24
- 書評
今年は日本国憲法が公布されて80年を迎えます。「この時代」、憲法は歴史の荒波、時代の挑戦を受け続け、憲法が規定する基本的人権は、「幾多の試練」にさらされてきました。そして今、自民党と維新の会の高市政権は、憲法改悪への動きを強めています。
本書は、そうした「時代」からの挑戦に対して、日本国憲法の値打ちに、それを打ち破る力があることを明らかにし、憲法を「守り、活いかす」ことで、この「時代」の挑戦に挑み返したいとの思いで書かれたものです。

1900円+税
おざわ・りゅういち 1959年生まれ。東京慈恵会医科大学名誉教授。専攻は憲法学。主な著作に、『日米核軍事同盟と憲法9条』(新日本出版社)など多数
第一章は、この本の総論ともいえます。明治時代以降の約百数十年の歴史をひもとき、アジア・太平洋戦争の敗北の結果と、明治憲法体制の崩壊と日本国憲法誕生の歴史を考察し、憲法を「守り、活かす」ことの意義を明らかにしています。
戦前の侵略戦争を深く反省し、恒久平和を貫く、憲法前文と憲法九条をもった日本国憲法が誕生したのです。










