東京外環道(練馬~世田谷区間)の大深度地下トンネル工事でシールドマシン(掘削機)のカッター部を回転させる「大ギア」が破断し、掘進が停止しています。日本共産党都議団は14日、ギア破断の原因究明とシールドマシン工事など外環道工事の中止を小池百合子知事宛てに申し入れました。

破断は今年1月に練馬区と杉並区の区境に近い青梅街道の地下55㍍付近で起きたもので、「しんぶん赤旗」日曜版が4月12日号で報じました。大手ゼネコン関係者の話として「率直に言って工事の続行は不可能だと思う」との見解を示し、深刻な状態にあることを紹介しています。
申し入れでは、国土交通省、NEXCO東日本・中日本が、共産党の山添拓参院議員、都議団の聞き取り(4月23日)に「詳細点検を実施し、原因や補修方法を検討したい」としつつ、並行するもう1本のトンネル工事について続行の考えを示したと指摘。「同様のシールドマシンで掘削を行っており、少なくとも事故の原因が明らかになるまで他の工事も中止すべきだ」と求めました。
その上で▽大ギア破損の原因究明を急ぎ、破損に関わる情報提供と速やかな情報公開▽破損原因が明らかになるまで他の工事の中止▽重大事故を繰り返す外環道工事の中止―を国と事業者に求めるよう要請しました。
都建設局の福本充・三環状道路整備推進部長は「(申し入れ内容を)事業者と共有する」「国と高速道路会社が適切に対処していくと承知している」との答えを繰り返しました。
東京民報2026年5月24日号より










