日本で暮らす難民や移民の人たちの文化や生活を知り、関わり、応援することを目指す「難民・移民フェス」が6日、港区の聖アンデレ教会で開かれました。世界各国から日本に来た人たちがつくる食べ物や衣服、アクセサリーなどの販売コーナーのほか、音楽や踊りをはじめとしたステージ企画を、延べ4千人(主催者発表)の来場者が楽しみました。
7回目の今回の難民・移民フェスは前回までの区立の公園などと異なり、教会での開催となりました。実行委員会によると、前回の会場の練馬区立平成つつじ公園が改修工事に入り、他の公園や公共施設を探したものの使用が認められるところが見つからず、開催が危ぶまれたといいます。同教会に快く使用を認めてもらうことができ、開催につながりました。
教会内の礼拝堂とホール、広場などに、さまざまな販売コーナーやブースが並びました。
チリのミートパイ、スリランカのお菓子、ロシアのスナックとコーヒー、アフリカ、クルド、フィリピンの料理など、国際色豊かな食べ物が販売されました。
また、西アフリカのアクセサリー、オリジナルタロットカード、民族衣装のような色鮮やかな小物など、さまざまな国の手芸品もコーナーに並びました。
実行委員で文筆家の金井真紀さんは開会前の取材に、「(認定申請中の難民は働くことを認められないため)出身国では仕事を持ち、技術がある人たちなのに、それを使って、社会に貢献する場がない。おいしい食べ物をつくったり、踊ったりして、人を喜ばせたいという難民の人たちの思いをかなえる場を作りたかった。排外主義の広がりなど、つらいニュースも多い中で今日一日は思いっ切り楽しんでほしい」と話しました。

7回と開催を重ねたことについて金井さんは、「今日も、集まった難民の人たち同士がお互いに顔なじみになって、あいさつを交わしたり、交流も深まっています。実行委員会の場で、違う国の出身同士がどう安全に食べ物を提供するか意見を交わしたり、いろいろな人が交じり合うことで、作りたかった『ごちゃまぜの世界』が生まれている」と紹介しました。
可能性を持つのに
礼拝堂で開いたトーク企画では、難民をめぐる現状を語り合いました。
金井さんが司会を務め、仮放免者のサポートや仮放免高校生奨学金プロジェクト・チューターとしての支援に取り組む加藤美和さん、金井さんと協力して子ども向けに日本の入管行政の問題を解説する本『それはわたしが外国人だから?』を出版したフォトジャーナリストの安田菜津紀さん、日本で生まれ暮らしているのに在留資格を持たない子どもたちを取材した『仮放免の子どもたち』を出版したジャーナリストの池尾伸一さんが語り合いました。











