戦争と弾圧の時代に、反戦平和と女性労働者の権利を掲げ、24歳で命を落とした飯島喜美。その生涯を描く劇映画「飯島喜美の不屈の青春」(仮題)の製作発表会が7月21日、都内で開かれました。出演者や制作陣は、「分断と対立が深まる今だからこそ、飯島喜美の生き方を現代に伝えたい」と作品に込めた思いを語り、映画を通して未来へ受け継ぐ決意を共有しました。
第1部では、桂荘三郎監督をはじめ、主演の広江琉花(るか)さん、父親役の松元ヒロさん、製作運動実行委員会代表の小松実さんらが登壇。映画製作に込めた思いや作品への期待を語りました。

桂監督は、喜美役に広江さんを選んだ理由について、「この役を私が絶対にやると言う強い意志を感じた」と紹介。二度のオーディションでは、昭和初期の女工の着物姿で挑み、飯島喜美の演説を台本なしで朗読した姿勢を高く評価しました。また、「商業映画ではなく、多くの人と共に作り上げる映画」と語り、制作運動への参加を呼びかけました。
広江さんは、「今、自分が自由に学び、発言できる社会は、命がけで闘った人たちが築いてくれたもの。その恩返しとして演じ切りたい」と決意を表明。「偉人ではなく、身近な一人の女性として喜美を感じてもらえる作品にしたい」と語りました。さらに質疑では、アメリカ・ニューヨークで演劇を学び、芸術と社会の関わりを学んだ経験に触れ、「演劇は人の心に作用し、社会や人を変える力がある。映画を通して社会問題や人の人生に触れ、行動のきっかけを届けられる俳優でありたい」と抱負を述べました。











