山の手空襲の体験を記録 『表参道が燃えた日』重版〈2026年10月4日号〉
- 2026/10/3
- 平和・人権
1945年5月25日に表参道一帯を火の海にした空襲を中心に、「山の手大空襲」と戦争の体験記を有志の編集委員会がまとめた『表参道が燃えた日[増補版]』(表紙)が、戦後81年を機に8月に重版されました。

山の手大空襲は1945年4月13日から5月25日にかけて、東京山の手地域に行われた一連の夜間焼夷弾攻撃。焼失面積や爆撃の規模は3月10日の東京大空襲を上回るものでした。死者数が比較的、少なかったのは、疎開が進んでいたことや、3月10日の経験から、人々が消火よりも逃げることを優先するようになっていたため、とされています。なかでも、最も被害が大きかったのが、5月25日から26日にかけての、赤坂、麻布、渋谷、中野方面への空襲でした。
『表参道が燃えた日』は、山の手大空襲の体験を語り継ごうと、表参道・青山周辺を中心に、40人ほどの体験記を集めたもので、2008年に初版を発行しました。その後、増補版がつくられ、版を重ねてきました。2011年には『続・表参道が燃えた日』も出版しています。
戦争を知らない世代が増え、日本が再び戦争への道を歩み始めているような現実があるなかで、山の手大空襲の体験者の平和への思いを未来に引き継ぎたいと、2018年以来となる重版をしたものです。定価1000円+税、「続」は900円+税で在庫僅少。表参道の山陽道書店で購入できるほか、編集委員会ホームページから購入を申し込めます。
東京民報2026年10月4日号より










