【 #Web東京民報 連載】東京わがまち 44 うそ替え

(江東区 亀戸天神社)

 亀戸天神のうそ替えは毎年1月24日、25日に行われる。江戸時代は、互いの鷽うそを「替えましょう、替えましょう」といって交換しあったという。今では、昨年の鷽を神社に納め、新しい鷽と取り換えるようになった。取り換えることでこれまでの“悪いこと”は嘘になり幸運を得るという。

 朝8時半の太鼓の合図とともに売り出される。鷽は神職がヒノキを削って手作りしたもの。懐中用の500円から7千円まで11種類。大きいものからどんどん売り切れていく。私も9時前から並んだが、手に入れたのは12時過ぎだった。

 2月には境内に梅の香りが漂い、鶯が春を告げる。

写真・文 夏目安男

〈東京民報 2017年1月22日号より〉

※WEB版追記 写真家の夏目安男さんは2021年12月に亡くなりました。ご遺族の許可を得て、東京民報での連載「わがまち東京」をWeb版連載として掲載します

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