「自由な時間」こそ平等に 田村さん「共産主義と自由」トーク〈2024年9月15日号〉 

 日本共産党は5日夜、調布駅前で「トワイライト街角トーク 共産主義と自由」を開きました。同党の田村智子委員長(衆院比例東京予定候補)が、シールアンケートで寄せられたさまざまな質問に答えて、教育や男女平等、資本主義と社会主義などをテーマに、対話形式で語りました。司会は平野よしたか衆院東京22区予定候補が務めました。

寄せられた質問に答える田村氏と平野氏=5日、調布市

 田村さんは冒頭、「トワイライト、なぜこんな時間での対話宣伝かというと、仕事帰りの方たちにもいろいろな声を寄せていただきたい。長い時間、働かないといけない今の日本社会の状況を変えていこう」と、あいさつしました。

 中学生や高校生からは「テストや課題が多く、自由な時間がない」という声が寄せられました。田村さんは、「財界が求める使い勝手の良い『人材育成』のための教育を進める中で、日本は競争教育と管理教育が、あまりに進められている。世界でも異常なことだ」と告発しました。

 「社会や会社にセクハラが多く、男女平等でない」という意見に対しては、「企業が目先の利益を最大化するために、人件費を押し下げ、とりわけ女性がその犠牲になってきた」と指摘。女性への直接的な差別が禁止された後も、「一般職」「総合職」と区別して実質的な男女差別と賃金格差を温存しているとして、「一般職の名で女性に与える仕事の範囲を制限して、能力を発揮できないようにしている。このジェンダー不平等が、日本経済から成長する力を奪ってきたことは、世界と比較して明らかだ」と批判しました。

 「共産党の目指す、社会主義とは、ズバリ何ですか」という質問も出されました。

 田村さんは、「資本主義のもとでの害悪である利潤第一主義を乗り越えたら、どんな社会になるのかを、私たちは示したい」と提起。トヨタ自動車が、アベノミクスの恩恵を受け、会長の役員報酬は今年度、6割のアップをした一方で、社員の賃金(前年度)は1%も上がっていないと告発し、「あまりに搾取がひどい」と強調しました。

 「お金と一体に、時間も搾取されている。搾取をなくすことで、生活するに十分なお金を得ることができると同時に、自分で自由に使える時間が、十分にすべての人に保証される。それが、私たちが目指す共産主義の社会だ」と語りました。

人間として豊かに生きる

 そのうえで、「現在の日本は、考える時間も奪い、へとへとになる、長時間労働がまん延している。仕事に縛られ、自分のための時間が侵食されている状況を、変えていく、そこにまず一歩踏み出す必要がある」と強調しました。

 田村さんからの「自由な時間があったら何をしたい」という質問に、平野さんは「旅行」。平野さんからの同様の質問に、田村さんは「思いっきり、土いじりがしたい」と答えました。

 「資本主義は個人の自由が追求できそうだが、社会主義で平等を追求すると、それを阻害してしまうのでは」との20歳代の労働者からの質問もありました。

 田村さんは、「資本主義の社会の下では、自由な時間とお金を持てる人と、まったく持てない人の大きな格差が生まれ、固定化している。これは本当に自由といえるのか」と指摘。「自由な時間を平等に、これが私たちが目指すことだ。(共産主義は)一生懸命、働いても、働かなくても、同じ給料という社会を求めているように言われるが、そうではない。どんな人も、社会活動に参加でき、自由な時間を平等に得られる。これは、悪平等ではなく、人間が人間として豊かに生きていけるための平等だ」と呼びかけました。

 トークの全体は、日本共産党都委員会のユーチューブチャンネルで公開されています。

東京民報2024年9月15日号より

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