読書 今月の本棚と話題*『私の映画談義 昔、観た映画を語る』 木村ようじ 著〈2025年2月16日号〉
- 2025/2/19
- 書評
人生を語り社会変革を語る

1500円+税
きむら・ようじ 1936年新宿区生まれ。1959年から20年間、葛飾区職員。1981年から6期24年間、日本共産党都議。著書に『〈評論集〉堀田善衛のまなざし』など
かつて浅草や新宿などの盛り場には映画がかかる小屋がいくつもあり、あちこちの鉄道の駅前にも映画館がありました。著者が「私の青春時代は映画が娯楽、文化、産業としても最盛期であった」と語り、“夕食のあと父親に誘われて映画館に足を運んだ”というように、映画が人々の身近にあった時代。戦後の激動と混乱、生活の困窮、価値観・世界観の転換に迫られた時代です。
そんな時代に青少年期を過ごし、映画を愛し、映画とともに成長したといってもおかしくない人生を歩み、のちに日本共産党の都議会議員を務め、同中央委員会の委員を果たした政治家、文筆家が著した一冊です。












