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有料WEB紙面版 2024年8月11日・18日合併号
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【1面】
- 市民がつながり社会は動く 新宿区 東ちづるさんら平和トーク
- 日本IBM AI不当労働行為が和解 労組に評価項目など開示へ
- 渋谷の街に浮かぶキノコ雲 若者団体 KNOW NUKES TOKYO 核の脅威をAR で可視化(3面に続く)
- コラム・一分
【2面】
- 「杜(もり)」生かした再開発に 神宮外苑 市民が見直しに向け勉強会
- 物価高から暮らし守れ 共産党都議団 知事に補正予算編成を要望
- 地裁の判断、大きく変節 石神井駅前再開発 原告の訴え退ける判決
- 国は住民の生命を守って 大深度リニア訴訟 弁論始まる
- フラッシュ@TOKYO
- とうきょうクロスワード 問題
【3面】
- PFAS汚染 全国に先駆け血液検査を 東京民医連が都に要請
- 性犯罪 米軍に抗議せよ 共産党都議団が知事に要請
- 核を考えるきっかけに ARで脅威を可視化(1面から)
- オスプレイ墜落で報告書
- 【連載コラム】セクハラをなくす⑧ 禁止の立法が必要
- 【コラム】「砂時計」*低すぎる日本の賃金
- 街角情報
- まちがいさがし「ポカポ家族」 とうきょうクロスワード 詰碁・詰将棋 問題と解答
【4面】
- 多様な生態、ディープに迫る 国立科学博物館 特別展「昆虫MANIAC」
- おいしく! 手軽で 夏バテ防止に!! 料理研究家・時田昌子
- ふるさと便り*”ふるさと応援” 特集
【5面】
- 音楽への愛情を未来に繋ぐ ロシア民族楽器オーケストラ 15周年の演奏会
- 赤旗囲碁将棋大会 都内各地で地区大会
- 【漫画】ポカポ家族 恐怖 おそろし箱
- ふるさと便り*”ふるさと応援” 特集
【6面】
- 消えゆく命と活気づく生 息子が記録した父の最期 映画『あなたのおみとり』
- 私の一期一会 旅編 2プラハ(チェコ共和国)
- とうきょうの鳥たち⑪ 消えたさえずり・クロジ
- パシャ
- みんなの広場
- (漫画)ママはminminギャルママ(404)
◆テキスト版◆
以下に、各面のトップ記事などを一部、テキスト版で公開しています。
1面 市民がつながり社会は動く 新宿区 東ちづるさんら平和トーク
新宿区で開かれた「平和のための戦争展」で3日、俳優の東ちづるさんらが「まぜこぜ玉手箱」と名付けて、ピーストークを繰り広げました。コロナ禍により数年ごしで実現したという同企画。3人が登壇し、平和を実現するために、それぞれができることなどを語り合いました。
登壇したのはほかに、ノーベル賞を受賞した核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の川崎哲さん、ドラァグクイーン(女性らしさを戯画化して表現するパフォーマー)のマダム・ボンジュール・ジャンジさん。最初に、三人が別々に登壇し、自身の活動について発言しました。
川崎さんは、「ガザやウクライナの状況が日々報道され、国会では『アジアでも戦争が起きるかもしれない』と軍事の備えがいわれている。戦時中に近づいているのでは、と感じる状況がある」と切り出し、「しかし、私は楽観的で、戦争は止めることができるし、大量破壊兵器である核兵器は必ずなくすことができると考えている」と強調。国際社会で起きている変化の実例として、核兵器禁止条約について詳しく紹介しました。
核禁止条約に都市の支持が
核兵器廃絶をめぐっては、従来、核兵器の保有国に行動を求める条約が中心だった中で、「核兵器の非人道性」に着目し、圧倒的多数である非保有国から、核の全面禁止を求める規範を作っていこうというのが、同条約だと紹介。「つまり、この条約は、世界的な運動の一環だ。この条約を使って、核兵器はあってはならないことを世界の常識にしていこうというものだ」と指摘しました。
自身が共同代表を務めるピースボートが世界への船旅で、被爆の実相を国際的に広めていることに触れ、「核保有国はまだ、禁止条約に参加していないが、アメリカのニューヨークやワシントンDC、フランスのパリなど、都市単位で同条約への支持を表明する動きが出ている」と語りました。
川崎さんは、核兵器禁止条約への日本の参加を求めるキャンペーンを立ち上げたことに触れ、「変化はつくれる。核兵器はなくせる。世界は動いていることを実感し、ともに手を携えていきたい」と発言を結びました。
ジャンジさんは、ドラァグクイーンについて「ドラァグは引きずるという意味で、長いドレスを引きずるなど女性性をカリカチュア(戯画化)するという意味合いだが、私自身は様々な境界を飛び越えて、自分らしく生きることだととらえている」と語りました。
ジャンジさんが取り組む、多様性を伝える絵本の読み聞かせを実演。会場の参加者と「OK」という掛け声を合わせながら、「いろんなお友達がいてOK」「どんな自分でもOK」と絵本「It’s Okay to Be Different」(トッド・パール作)の日本語訳を音読しました。
ドイツ平和村の絵本を朗読
東さんは、「広島では8月になると、被爆や戦争の番組が多く放送される。東京では、ほとんど放送されず、『これでは忘却されてしまう』と感じる」と発言。「ぼやっとしていて、いつの間にか戦争が、ということがないよう、戦争体験を知らない世代にどう伝えていくか、考えたい」と語りました。
世界各地の戦争で傷ついた子どもたちを治療し、母国に帰す活動に取り組むドイツ国際平和村に、自身がかかわってきた体験を語り、平和村について書いた自著の絵本を朗読しました。
後半は、3人がそろって登壇してのトーク。ジャンジさんは、「川崎さんの話で、市民の活動が変化をつくっていることがよく分かった。私が取り組む性の多様性の問題でも、市民の運動が社会を動かしている。よく似ていると感じた」と感想を述べました。
東さんは、「そう遠くない過去まで、女性には参政権がなかった。先人の活動で、男性と対等に政治にかかわれるようになった。国民一人ひとりがつながることで、社会をアップデートできる」と強調。「今日、参加して感じたことや知ったことを、周りに話してみる、そこから始めよう」と呼びかけました。
2面 「杜(もり)」生かした再開発に 神宮外苑 市民が見直しに向け勉強会
都知事選を経て多数の樹木伐採を巡り緊迫する神宮外苑再開発(新宿区・港区)問題で、現状と課題を考える「緊急勉強会」が7月31日、渋谷区で開かれました。主催は再開発の見直しを求める市民ら。
再開発工事は反対世論におされて都は、三井不動産など事業者に樹木保全の具体策を示すように求め、報告書提出までの間、工事を一時中断せざるを得なくなりました。現在はその報告を待っている状況です。
集会では、「神宮外苑と国立競技場を未来に手わたす会」共同代表の大橋智子さん、再開発計画の見直しをブログ「神宮外苑の緑と空と」などインターネットで発信する角井典子さんが、開催の趣旨を説明。大橋さんは「一見、工事は止まっているように見えるが道路の下では配管工事が着々と進み、樹木伐採はいつでもできる状況にある」と予断を許さない現状を説明。
事業者は「内苑護持のための外苑再開発」「十分に説明は行ってきた」と発信し、都も事業者に寄り添う発言をしていると指摘。「私たちは、まずは事実を知ることから始め、何が最善の方法なのかを判断する必要がある。これまで行われてきたことが本当に正しかったのかを学びましょう」と呼びかけました。
都市計画専門家の大方潤一郎・東京大学名誉教授が講演。外苑は都市計画公園や風致地区に指定された公的な位置付けを持ったもので、本来は土地所有者・事業者が勝手に開発できないのに、民間事業者による再開発を可能にした背景を解説。
都が再開発構想を水面下で描き、森喜朗元首相に説明していたことや、超高層ビル建設を可能にするために都が主導して本来の目的を歪めて「再開発促進区」「公園まちづくり制度」を適用して規制を緩和し、都市計画公園区域を削ったことなど、年代を追って詳しく説明しました。
大方氏は再開発計画の最大の問題として「樹齢100年を超す樹木を伐採し、超高層ビルを建設し、国民の財産である公園を壊すこと」を重ねて強調。再開発計画そのものについても「稚拙」だと批判。再開発を巡る今後必要となる手続きについて、土地の権利変換計画の認可や区道の変更などさまざま必要になるとし、計画を見直すことも可能だとしました。
その上で「再開発でさらに素晴らしい神宮外苑にしてもらいたい。『神宮の杜』を生かし、親しまれてきた野球場、ラグビー場を改修して機能を高めればいい。大幅に見直すべきだ」と提起しました。
3面 PFAS汚染 全国に先駆け血液検査を 東京民医連が都に要請
多摩地域の水道水源の井戸が発がん性の疑いのある有毒物PFAS(有機フッ素化合物)で汚染されている問題で、東京民主医療機関連合会(東京民医連、根岸京田会長)などが7月31日、都民の血液検査や除染を積極的に進めることなどを東京都に要請しました。
要請書ではPFASの血中濃度が高いのは一時的か、恒常的かを判断するには血液検査しかないと指摘。「都としてPAFS蓄積と疾患リスクの関連調査、健康リスクの防止に向けた取り組みとして血液検査を積極的に進めてほしい」と求めました。
また、すでに土壌に流出したPFASは数百年にわたり地下水脈を汚染するとし、「発生源での土壌除染は必須」だと強調。そのためには「都の科学研究所の能力を引き出す環境科学の振興が必要」だとし、土壌除染策の研究を進める必要性も強調しています。
これに対し都は国によるPFASのリスク評価が定まっていないことを理由に、具体的な回答は示しませんでした。
血液検査を巡っては浄水場の水から高濃度のPFASが検出された岡山県吉備中央町が、全国で初めて住民らを対象に公費で実施する方針です。
◇
要請後、東京民医連などが記者会見を都庁で開きました。京都大学名誉教授で東京保健会病体生理研究所の小泉昭夫環境発がん研究センター長が国内外のPAFS汚染の状況と健康リスク、対策などについて解説。疫学データや毒性を無視する日本政府の非科学的対応を批判し、PFAS汚染に立ち向かう方策について「予防的働きかけ」など7項目にわたり提起。血液検査と除染の重要性を強調しました。
民医連に所属する社会医療法人社団「健生会」(立川市)のPFAS専門委員会事務局の蓮池安彦組織部長は、今年5月から有料で始めたPFAS血中濃度を調べる血液検査について報告。検査は全国から受け付け7月27日までに都内外の95人が検査を受けていると紹介。
同じく専門委員の青木克明・立川相互ふれあいクリニック医師は7カ所の診療所で開設しているPFAS相談外来で、血液検査で高い値が出た人を中心に64人が来所し、がんのスクリーニング検査や診断に基づく指導を行っていると紹介。「都は都民の命と健康を守る姿勢に立って都独自に血液検査をやってほしい。民間の事業に対しては補助を求めていきたい」と話しました。
大山美宏・昭島相互病院副委員長は、昭島市民の32人の血液検査で高い数値が出たことなどを示し、「横田基地から漏出した泡消火剤によるPFAS汚染が昭島市にも及んでいるのではないか。汚染プールを除染しない限り、汚染地域は広がり続ける」と指摘しました。
同会の松崎正人専務理事は「住民の不安を払拭し、健康を守っていくためにも全国に先駆けた血液検査や、予防原則に基づいた対策を実施すべきだ」と訴えました。
4面 多様な生態、ディープに迫る 国立科学博物館 特別展「昆虫MANIAC」
専門が異なる5人の研究者によるマニアックな視点とセレクトで、ムシたちの多様性をより深く、ユニークに追究する特別展「昆虫 MANIAC」が、国立科学博物館(台東区)で開催されています。2018年の夏に同館で開かれた大規模な特別展「昆虫」から6年を経て、最新の昆虫研究を織り交ぜ、さらに面白く凝りに凝ったムシの世界を展開。多様性の扉を開け、ディープなムシの世界に飛び込みましょう。
虫は地球上で最大の多様性を誇る生物群で、その数は約100万種。世界には未知の昆虫が無数に存在し、身近な環境にも新種が眠っています。
展示は3つのゾーンで構成。ゾーン1「昆虫とムシ」は、両者の違いや定義、完全変態と不完全変態の昆虫など、基本的な知識の再確認からスタート。本展では、昆虫および陸生の節足動物を総称し、「ムシ」として扱っています。
ゾーン2「多様なムシ」には、5人の研究者がそれぞれ担当した、5つの扉を設置。「トンボの扉」「ハチの扉」「チョウの扉」「クモの扉」「カブトムシの扉」があり、研究者の個性とこだわり、ムシへの愛情が詰まっています。「MANIAC」の真髄に触れられる空間です。
ゾーン3「ムシと人」では、ムシと人との密接な関係性が学べるほか、ムシの存在意義や気候危機について考えさせられます。
221年に一度大発生の素数ゼミ
今回、特に注目したいのは、13年または17年周期で大発生する「素数ゼミ」。13年と17年の公倍数となる221年に1度、両種の発生がアメリカ(一部カナダ)のどこかの地域で重なります。出現するセミの総数は、1兆匹と推察。素数ゼミは日本で知られるアブラゼミやクマゼミよりも小さく、体長2~3㌢ほど。しかし、1兆匹の素数ゼミを縦に並べると、地球と月を33往復する長さと言われています。
今年は13年ゼミと17年ゼミが、アメリカで大発生。本展の取材班は素数ゼミの研究チームと共に、イリノイ州シカゴを訪問。5月末から4日間にわたり捜索した素数ゼミの記録が、「トンボの扉」に展示されています。
同扉を担当した、同館動物研究部 陸生無脊椎動物研究グループ 研究主幹の清拓哉氏は、「221年に一度の出来事で、私たちにとっては一大イベント。これは取り上げるしかないということで、扱わせていただいた」と語ります。
日本のセミとの違いについて、清氏は「翅脈(翅の網模様)を見てください。全然違いますよね。つまり、生態学的に離れたグループだということが分かります」と説明。「昆虫研究者は翅一枚渡されただけで、翅脈から昆虫の種類が判別できるのです」と、マニアックに答えてくれました。
本展では、同取材班が録音した素数ゼミの鳴き声が聞けるコーナーを設置。現地では、パチンコ店と同程度の音量で、大合唱しているそうです。
セミ関連でぜひ見てほしいのが、沖縄県石垣島のごく狭い地域にしか生息しない「イシガキニイニイ」。2017年以降、確認されてない絶滅危惧種です。
巨大模型や体験コーナーも
館内には、細部にこだわって再現した5体の巨大模型を展示。下あごでアカムシを捕らえる「ギンヤンマのヤゴ」、体を変形させて産卵する様子が興味深い「エゾオナガバチ」など、必見です。
「シタバチ」が引き寄せられる「におい」を実際に嗅ぐことができるコーナーや、壁や天井を自由に歩ける甲虫の「あしのうら」の微細構造、美しい色合いでアートなフォルムのイモムシやケムシの紹介などもユニーク。1日見て回っても楽しめるボリューム。ムシ好きはもちろん、苦手な人も、より愛着が湧き、ムシとの向き合い方が変わることでしょう。
5面 音楽への愛情を未来に繋ぐ ロシア民族楽器オーケストラ 15周年の演奏会
ロシアの民族楽器バラライカのプロ奏者、北川翔さんが指揮者を務める「北川記念ロシア民族楽器オーケストラ」(ことば)が、結成15周年のコンサートを9月1日に開きます。特別出演は、歌手の加藤登紀子さん。15年間紡いできた音楽を未来につないでいきたいと臨むコンサートについて、北川さんに聞きました。
―どんなコンサートになりますか。
みなさんおなじみの曲も多くて、初めてロシア音楽に触れる人も含めて絶対に満足してもらえるし、楽しんでもらえると思います。
加藤登紀子さんとは、私自身は何度も共演させていただきましたが、オーケストラとしての共演は初めてです。ロシアの民族楽器と登紀子さんの声のコラボを私自身、とても楽しみにしています。
―オーケストラ結成の経緯は。
父であるバラライカ奏者の北川つとむ(2005年没)が生前、ロシア民族楽器アンサンブルに大きな力を注いでいたのを見てきたので、私自身もバラライカを手にした時から、いつかオーケストラをつくりたいと思っていました。
最初は10人ほどのメンバーで、いつかもっとたくさんの人と演奏したいという願いを込めての「オーケストラ」だったんですね。少しずつメンバーが増えていって、20歳代から70歳代まで、職業も経歴もバラバラの多様な人たちが、ロシアの民族楽器とロシア音楽が好きという一点だけで集まってくれています。
―15年間、続けてきて感じることは。
5周年のコンサートの時、トークゲストで出ていただいた笑福亭鶴瓶さんが「やっぱり続けることが一番大事だよ」という言葉をかけてくれたんです。5周年コンサートは、家族のようなオケをつくりたいと、「家族」をテーマにしました。父と仕事での縁があった鶴瓶さんに、NHKで家族をテーマにした番組に出演されていることもあって、出ていただいたんです。15周年を迎えて、鶴瓶さんの言われた「続ける」ということの意味を、すごく感じます。
―15周年のコンサートは「繋音」をテーマにされています。
こういう言葉は、実際はないのですが、音を繋(つな)ぐ、という意味をこめました。
10周年コンサートのテーマは「軌跡」で、父であったり、ロシア民謡研究家だった祖父の北川剛など、さまざまな人たちが日本にロシアの音楽を広めてきた道があって、今の私たちがいるという思いでした。今回は、そうやってつくってきた私たちの音楽、多くの人たちのロシア音楽への愛情を、未来につなぎたいという思いです。
―新しい曲にも挑戦されるそうですね。
その一つが「想い出しておくれ」です。父が作曲した曲で、実は、この15年間、父が作曲や編曲した曲は、このオーケストラではやってこなかったんです。
指揮者や音楽監督として、まだまだ父にはかなわないという思いがあったのですが、今回は挑戦してみようと。指揮者として勝負の曲ですね。父はやはり、最大の師匠であり、最大のライバルですから。
末期がんだった父の指揮で、私が最後に弾いた曲がこの「想い出しておくれ」でした。父の死から20年近くを経て、またこの曲を演奏できる。それも、オーケストラのみんながいるからこそで、本当に感慨深いです。
ことば
北川記念ロシア民族楽器オーケストラ 2009年に結成。ロシアの民族楽器を中心に、アコーディオン、フルート、オーボエ、打楽器等を加えて、日本各地のほか、ロシアでも公演。「北川記念」の名には、指揮者の北川翔の祖父でロシア民謡研究家の北川剛、父で日本人初のプロバラライカ奏者、北川つとむへの敬意が込められている












