有料WEB紙面版 10月2日号

有料WEB紙面版のPDFやテキストは本ページでの閲覧用のものです。スマートフォン、パソコンなどからお楽しみください。

※PDF埋め込みソフトの仕様から、スマートフォンの機種やネット環境によっては、PDFを急激に拡大、縮小すると処理が追い付かず、画面が動かなくなる場合があります。ゆっくり操作するよう、ご注意ください。

※WEB検索サービスから個人情報を守る観点から、一部の記事を加工しています。また紙面版限定の一部の記事等は掲載していません

※情報は紙面版の掲載時点のものです。掲載している記事、写真、イラストなどの著作権は、株式会社東京民報社またはコンテンツ提供者にあります(詳しくは、著作権・個人情報についてをお読みください)。ダウンロードや再配布は禁止しています。

【1面】

  • 2023統一地方選 共産党予定候補 挑戦への思い 北区・秋山けんたろうさん「全ての人が夢持てる社会に」高校時代の思い実現へ歩み
  • 渋谷 気候マーチに400 人「未来守るのは私たち」 
  • 国葬反対 声あげ続ける(記事詳細は次号)
  • コラム・一分
  • 新型コロナ感染 都内の状況
1s-3

【2面】

  • 荒川区立幼稚園 廃園計画見直し求め会見「子どもの未来軽んじるな」
  • 保団連 地域医療崩壊を招く マイナ保険証は拙速と会見
  • 医療費2倍化は命の問題 強行を前に署名提出
  • 都内高齢者 312万人で過去最高
  • 都議会 共産党が3条例案 28日に代表質問
  • 品川に福祉の心を 区長選に村川氏
  • 区議補選に土田氏 
  • フラッシュ@T
2s-3

【3面】

  • 住民運動で計画縮小を 昭島市 巨大物流施設止める学習会/山添氏・市議団 現地調査と懇談
  • 狛江公民館 雇止め・パワハラ裁判 最高裁で逆転勝訴を
  • 新型コロナ発生数把握 26日から簡略化
  • 学校に自由人権を 23日に集会
  • 【連載コラム】首都直下地震に備える➅ 「災害関連死」を考える
  • とうきょう人
  • とうきょうクロスワード まちがいさがしポカポ家族  詰碁・詰将棋 問題と答え
3s-3

【4面】

  • 街角の小さな旅㉖ すみだ小さな博物館と墨東界隈
  • 【映画コラム】シネマの時間『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』
  • 「ベルクへの旅」第2回 ベルクの床
  • パシャ
  • みんなの広場
  • (漫画)ママはminminギャルママ(315)
4s-4

◆テキスト版◆

 以下に、各面のトップ記事などを一部、テキスト版で公開しています。

1面 2023統一地方選 共産党予定候補 挑戦への思い 北区(定数40)・秋山けんたろうさん(34)

「全ての人が夢持てる社会に」高校時代の思い実現へ歩み

「塾に通うお金がある家庭の子は、いい成績が取れて、お金がないと成績が上がらないなんておかしい。経済力による教育格差のない世の中にしたい」。高校生の時に抱いた政治家への夢。いま、その夢に向かって歩き出した青年がいます。北区議会(定数40)で7期勤めた日本共産党(現有9人)の、さがらとしこ区議からバトンを引き継ぐ、秋山けんたろうさん(34)です。

就職難に劣悪雇用 社会の矛盾を痛感

 東洋大学で経営学を学んだ秋山さんの就職希望は、大企業での経理の仕事でした。しかしリーマンショック後の雇用状況は厳しく、100社を受験しても合格は2社。実際に就職が決まったのは大手外食系企業で、仕事も経理とは無縁の店舗の運営業務でした。

 「残業は月100時間を超えていたのに残業代はほとんど出ません。給料は手取り月18万円ほどで、自腹のタクシー代などでさらに減りました。一番つらかったのは、どんなに頑張っても評価されないことでした」

 秋山さんは2年間で退職。しかし再就職はうまくいきませんでした。「ゆとり世代はダメだとひとくくりにされ、苦い思いをさせられました。なぜ差別されないといけないのか、社会の矛盾を痛感しました」

 秋山さんは個人事業主として、ネット系のフリーライターで仕事を得ました。しかし収入は不安定で将来に希望が持てないと、労働環境の改善にも携わる社会保険労務士(社労士)の資格取得を目指します。国家資格の中でも合格率7%の難関ですが、3回目の試験でみごと合格。社労士事務所に就職します。

 社労士の仕事は、企業の労働管理と社会保険に関する様々な手続きを事業主に代わって行うこと。社会保険や労務、福利厚生、年金などのコンサルティング業務、さらには企業の様々な問題の相談、指導に当たることが求められます。

社労士の悩み 共産党に相談

 秋山さんが社労士事務所に就職した翌年20年は、新型コロナ感染が急拡大し緊急事態宣言が出されるなど、経営環境は悪化の一途。顧客からの相談が急増し「このままではつぶれてしまう」といった深刻な相談が相次ぎました。

 「国、都の支援は限られ、困っているのに助けてあげられないもどかしさが募りました。政治に影響力のある人に何とかしてもらいたいと真剣に考えました」。思いついたのが近所で見かけた、日本共産党の元衆院議員の池内さおり事務所(TOKYO 12 HAUS)。悩んでいる内容をメールしたところ、事務所員から「池内が会いたがっている」との返信がありました。

 訪ねると池内さんと、のの山けん北区議が待っていました。「いきなりメールしたのに、私の話をちゃんと聞いてくれました。『相談ごとがあれば共産党に行けばいい』という、うわさは本当でした」

人に役立つ仕事 自ら議員を希望

 好印象を持った秋山さんは、池内事務所を何度か訪ねるうちに、日本共産党綱領の勉強会にも参加するようになります。「綱領は100%ではないにしろ、自分の考えと合っていたし、入党の呼びかけにも抵抗はありませんでした」

 高校生の時に「政治家になりたい」という思いを抱いていた秋山さんは、入党の際「区議会議員になりたい」との希望を告げます。劣悪な雇用環境や再就職の大変さの体験から、「矛盾に満ちた世の中を変えたい」という思いを強くしていたからです。

 秋山さんは日本民主青年同盟にも加盟し、困窮している人たちに食べ物などを配布するフードバンク活動に参加します。「地域の方たちの協力も得て200人分を用意しました。余るかなと思っていたら45分でなくなりました。生活に困っていても、だれにも相談できずにいる人がたくさんいることを知りました」

 共産党北地区委員会の職員となり、しんぶん赤旗出張所で働いていた秋山さんは今年8月、正式に予定候補に決まりました。街の中を歩くウオーキングが趣味だという秋山さん。

 「9月からは予定候補として地域を歩く中で、ご高齢の方の『補聴器補助を急いで』の声や、『給付型奨学金をぜひ』という声を聞いています。こうした声を大きくして実現させたい。社労士としての経験も生かして全ての人が夢と希望を持てる社会にしたい」。高校生の時に抱いた政治家の夢の実現へ、歩みを進めています。

2面 荒川区立幼稚園 廃園計画見直し求め会見

「子どもの未来軽んじるな」

 削減計画は6月29日の区議会文教・子育て支援委員会で明らかになりました。「考える会」は7月11日に結成。この間、西川太一郎区長や教育委員会事務局学務課などに宛てた陳情書のほか、「荒川区立幼稚園の方向性について(素案)」の改善と区立幼稚園全8園・汐入こども園の宣伝促進を求める陳情書を、署名5486人分とともに区議会に提出しています。

 現在、区内にある幼稚園は、私立6園、区立8園、区立こども園1園の計15園。廃園の対象は、尾久、東日暮里、町屋、南千住第三の4園と、汐入こども園の幼稚園機能です。

 区立幼稚園の入園率(定員に対する園児数の割合)を見ると、2013年は約68%、22年5月時点では約36%と、10年間で大幅に減少。区は「共働き世帯の増加にともなう保育需要の高まり」「幼児教育・保育の無償化により、私立幼稚園と費用面における優位性がなくなった」ことなどを廃園理由にあげています。

 実施時期は、24年度の3歳新入園児が最終受け入れとなり、この園児が卒業する26年度末に閉園予定。応募人数が7人以下の場合は学級編成を行わずに募集を中止し、2年連続で学級編成が行われない場合は閉園を検討します。

 削減後に残された園について、区はかねてから保護者より要望が上がっていた夕方までの預かり教育を展開し、仕出し弁当の給食を検討するとしています。

素晴らしい環境残して

 会見では、廃園予定の幼稚園に子どもを通わせている2人の母親が登壇。40代の母親は、区が7月1日から14日に区報とホームページで実施した素案へのパブリックコメントに、476件の意見が寄せられたことを紹介。「廃園に否定的な意見が多い。素案の周知や説明会が幼稚園関係者を中心に行われ、広く区民に知られていないことの裏返しとも言える」と指摘。「質感や感覚、体験など、数値で表現できないものがある。数値による合理性でつくられた計画は、全体の一部しか見ていない不完全なもの」と述べ、まずは子どもの意見も聞き、「時間をかけて再検討してほしい」と訴えました。

 30代の母親は、「区立幼稚園は支援が必要な子の受け皿にもなっている」と強調。「支援が必要な子がのびのびと療育を受けられる、ある程度の小規模な集団であることが重要だ。区立幼稚園を減らすと、どこに入ることができるのか」と憤り、「荒川の区立幼稚園は、他区にも誇れる教育をしている」「これからの子どもたちも、この素晴らしい環境で育ってほしい」と語りました。

 会見後、会のメンバーで保育士の女性は、「行政は子どもの未来を軽んじている」と批判し、会の発起人のひとりで元公立幼稚園教員の女性は「わずか14日間のパブリックコメントを踏まえて決定するというのは、暴力でしかない。地域の教育力を上げることこそ大切」と話しました。

 9月20日に開かれた荒川区議会の文教・子育て支援委員会で、同会が提出した陳情は趣旨採択となりました。

昭島市 巨大物流施設止める学習会

住民運動で計画縮小を

 都内で唯一、深層地下水100%の水道水が飲める水と緑に恵まれた昭島市で進む巨大物流施設の開発計画に、住民が見直しを求める声を上げています。同市の北部、玉川上水に面して広がる「昭和の森ゴルフコース」(つつじが丘1丁目)の土地を、中国資本の物流不動産デベロッパー大手「日本GLP」(本社・港区)が取得。東京ドーム約12個分、東京ディズニーランドと比較しても有り余る約59万平方㍍の敷地に、24時間稼働の大規模な多機能型物流施設を建設する見通しです。

 GLP社と市に対し、計画の見直しと撤退を求めているのは、市民団体「昭島巨大物流センターを考える会」。9月17日に第5回学習会を開き、同月25日には日本共産党の山添拓参院議員が現地調査を行い、会のメンバーと同党昭島市議団も含めて懇談を行いました。

 計画では、敷地内に物流施設6棟(高さ約35~55㍍)、データセンター9棟(約40㍍)、複合用地施設1棟(約20㍍)が建てられ、電力をまかなう変電所を隣接地に設ける予定。2024年4月に着工、28~29年に全体の完成を見込みます。

 計画地の周囲は住宅街です。小中学校もあり、周辺道路は通学路として子どもたちが日常的に利用しているものの、片側1車線と狭く、渋滞で悩まされています。物流施設が完成すると、1日に約5800台ものトラック(約1100台は大型車を想定)が往来することになり、さらなる大渋滞は免れません。会の竹中裕事務局長は、「大型車の出庫ルートは2カ所しかなく、ピーク時は都道に出るまで5、6時間はかかるだろう。無謀な計画だ」と指摘します。

 会は交通渋滞のほか、交通事故、排気ガスによる大気汚染や騒音・振動の発生、日照や風通しの悪化、緑被率の大幅な減少、コンクリートで覆われることによる雨水の浸透・地下水の涵養かんよう量の減少、希少な動植物が生息する玉川上水流域や、計画地内にある代官山緑地の環境破壊など、さまざま問題を危惧しています。

 第5回学習会は、会の法律アドバイザーを務める三多摩法律事務所の田所良平弁護士が、「GLP昭島計画の法律問題~計画の縮小を求める法的根拠を中心に~」をテーマに講演。東京都環境アセスメント(環境影響評価)条例に定める手続きに関し、当初、GLP社は今年上期中頃に調査計画書の作成・協議を終え、公示・縦覧を予定していましたが、遅れています。

 田所氏は横田基地周辺の高度規制により、計画地周辺は45㍍に高さが制限されていること、第二種高度地区の指定により、市の北川、玉川上水に近い部分ほど高さを抑える必要があると説明。

 東京都景観条例に基づく「玉川上水景観基本軸の景観形成基準」を反映した地区計画や、「環境と共生する水と緑が豊かなまち」をまちづくりの目標に掲げる昭島市都市計画マスタープランなどにも言及し、「市民の運動次第では計画が変わり、縮小していく可能性もある」と述べました。

 会の長谷川博之共同代表が、同開発による自然への影響について講演しました。

山添氏・市議団 現地調査と懇談

 日本共産党の山添拓参院議員は9月25日、会のメンバーや昭島市議団と、希少動植物の宝庫とされる代官山緑地、物流施設周辺、玉川上水などを現地調査しました。

 会の長谷川共同代表が、「昭島市2.7%ほどの緑地が失われる試算」「芝地がコンクリートになり、短期間の計算では 1時間当たり1.5万トンほどの水が浸透しなくなる」など解説しました。

 懇談では、市民との意見交換が行われました。参加者は「救急車や消防車が渋滞に巻き込まれたら、助かる命も助からない」「GLPは神奈川県や千葉県にも物流センターをつくるが、そちらは郊外や工業地域。昭島市とは条件が違う」などと発言。立川市では西砂小学校のPTAが「昭島市・巨大物流センター建設に伴う交通量増加反対に関する請願」を市議会に提出し、同月22日に開かれた委員会で、全会一致で採択されたことが報告されました。

2026年3月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
ページ上部へ戻る