【アーカイブ】米軍の好き勝手許さない 共産党  横田基地を現地調査〈2021年8月29日号より〉

 米空軍の特殊作戦機CV22オスプレイの6機目が新たに配備されるなど、基地強化が進む米軍横田基地を、東京の日本共産党国会議員団が20日、現地調査しました。周辺自治体の市長や住民と懇談したほか、基地に臨みながら被害の実態を住民から聞き取りました。

横田基地をフェンス越しに見る(右から)笠井、山添、細野の各氏=20日、瑞穂町

あきる野市長と懇談も

 国会議員団のメンバーは午前中、あきる野市役所を訪問し、村木英幸市長と懇談しました。

 懇談が始まる11時ちょうどに、市役所上空を、米軍の輸送機が連隊で飛行。「飛行機の影が、こんなに大きく横切るんですね」と、参加者が驚くと、地元市議が「今日はまだ静かで、もっと低く飛ぶ時もよくある」と応じるシーンもありました。

隣接自治体並みの情報をせめて

村木英幸あきる野市長(中央)と懇談する参加者=20日、あきる野市

 笠井亮衆院議員は懇談で、「6機目のオスプレイは、最初は通常の運用の一貫と説明していたのに、後になって配備だったと明らかにした。沖縄の普天間基地でのオスプレイの部品落下事故(8月12日)でも、周辺自治体に連絡があったのは、1日近く経ってからだった。住民を軽視する姿勢はとんでもないことです。自治体のご苦労の様子をお聞きしたい」とあいさつ。村木市長は、「横田基地のオスプレイは、連日のように飛んでいて、市長への手紙でも、騒音がひどいとか、独特の音に驚くなどの声が届く」と応じ、基地被害の実態をさまざまに訴えました。

 懇談では、あきる野市のように横田基地に隣接しない自治体の、隣接自治体との情報格差も話題になりました。村木市長が「市として、少なくとも隣接自治体並みの情報を提供してほしいと求めているが、まともな返事もない」と訴えると、宮本徹衆院議員は「市が正式に求めているのに、きちんとこたえないのは、失礼なこと。せめて隣接自治体なみに情報を提供することには、何の問題もないはずだ」と、国の対応を批判。「現在でも、飛行回数が激増し、ひどい騒音です。これが(米軍が予定する)オスプレイ10機配備となったらどうなるのか。基地強化は許さないとの声を、それぞれの立場からあげていきたい」と話しました。

 懇談には、笠井、宮本両衆院議員と山添拓参院議員、細野真理衆院比例予定候補が出席。共産党市議団が同席しました。

日本の主権もないまま基地強化

 午後は福生市内に移動し、住民、周辺自治体の議員団と懇談しました。

 住民団体「横田基地の撤去を求める西多摩の会」の高橋美枝子代表はあいさつで、「横田基地は、特殊作戦部隊の基地として、強化が進んでいる。米軍は、日本の主権もなく、やりたい放題だ」と憤りました。

 住民や地元議員から、「オスプレイは、一度、訓練を始めると、繰り返し何度も飛来して、独特の騒音をもたらす」「朝早くから連日、訓練があり、心が休まるのは正月くらいだ」など、オスプレイ配備や特殊作戦部隊の訓練により、騒音をはじめとした基地被害が変化している実態が語られました。

 出席した国会議員らがあいさつし、そのうち細野予定候補は「アメリカの世界戦略の変化によって、基地の使い方も変わってきている。米軍の好き勝手は許されない」と強調しました。

 参加者はその後、横田基地周辺を訪れ、オスプレイがホバリング(空中停止)訓練を繰り返す場所や、離着陸路の直下の実態などを調査しました。フェンス越しに住民から説明を受けているときに、ちょうどオスプレイがエンジンを回し始め、「遠くても、こんなにプロペラの回転音が響く。住宅の上を飛行するなど、とんでもない」という声があがりました。

〈東京民報2021年8月29日号より〉

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