〈一分 6月26日号〉東京の新型コロナの死者数は、大阪などに比べて少ないと自賛…

 参院選は22日、公示を迎え、7月10日の投票日まで大激戦の選挙戦が始まります▼公示直前の18日、都民ファーストの代表、荒木千陽氏が、連携する国民民主党の玉木雄一郎代表、小池百合子都知事、労働組合の連合の芳野友子会長らと街頭演説に立ちました▼演説を聞いていて、のけぞりそうになったのが、小池都知事の言葉です。東京の新型コロナの死者数は、大阪などに比べて少ないと自賛。「荒木さんに東京の成功例を、国政に伝える伝道師になってほしい」と支持を呼びかけました▼「成功例」どころか、東京は何度も深刻な医療崩壊、福祉崩壊に陥り、助けられる命を救えない事態を招きました。事業者からは補償なき「自粛」への怨嗟の声があふれ、必要な人にも届かない検査体制に多くの都民が苦しみました。現状は、コロナの新規感染者数が落ち着いているといっても、「喉元を過ぎれば…」としか言いようのない知事の言葉には違和感しかありません▼物価高が急速に進み、生活の苦しさが増しているなかでの参院選です。庶民の懐をあたためる政策を取ってこそ、経済の好循環をつくり、危機に強い日本経済を取り戻すこともできる―やさしく強い経済の実現は、コロナ禍の教訓を未来に生かすための重要な争点です。

〈東京民報2022年6月26日号より〉

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