【健康コラム】マスクで熱中症、根拠なし ワクチン接種と組み合わせ相乗効果〈8月21日号より〉

 第7波の夏、あれよあれよの拡大で最多更新かよ。

 ひょいとキャンデーズの曲「暑中…」が浮かんで。暑さはまぶたに口づけされたみたいだって。いいな。

 てな熱々さも我らには熱中症の危なさあり、です。

 というわけで屋外での、特に運動時にはマスクはずしましょう。(環境省・厚労省リーフ 2022.6)

 いやいやマスクで熱中症の危険が増す、の根拠はなし。はずしても熱中症の予防にならない。(日本救急医学会など 2022.7.15)

 熱中症ってさ、体内の熱がたまり、体温調節機能が働くなって発症です。(深部体温が上昇する)

 で、高温多湿下、マスク着用は熱中症を増やすか。

 研究を。対象はいずれも健康な若年成人。深部体温などの変化をマスク着用時と非着用時の比較です。

 室温25度・湿度70%、20人が歩行1時間(時速5.6km)したら。(Respir Physiol Neurobiol 2012.4.15)

 結果、“深部体温は両群に差がなかった”。

 厳しい環境の室温35度・湿度65%、12人が歩行30分(傾斜5%、時速6km)では。(Ind Health 2021.8.18)

 “差がなかった”

 低中等度の運動時のマスク着用は深部体温に影響なく、熱中症の危険を高めなかったんですねえ。

 マスク着用はなんのためかって、そりゃあ、ね。

 マスク着用の効果を直接的に調査した報告です。(PNAS 2022.5.31)

 “マスク着用は地域での感染を著しく減少させる”

 もう一つ、ワクチン接種とマスク着用の組み合わせての検討です。(Microb Biotechnol 2021.12.28)

 “相乗効果をもたらす”

 国の政策決定者が徹底・支援すべきはこれ。

 マスク着用(屋内と距離1㍍保てない屋外WHO 2022.1.5)とワクチン接種。追加策として特に空気感染を防ぐ換気と空気ろ過、紫外線空気殺菌です。

(上野敏行)

(東京民報2022年8月21日号より)

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