被ばくの実態解明した力作 小山美砂著『「黒い雨」訴訟』〈2022年11月6日号〉

集英社 960円+税

 米軍による原爆の投下直後に降った黒い雨。放射性物質を含んだ黒く汚れた雨のため多くの人が、深刻な健康被害を抱えることになった。にもかかわらず、「被爆者」と認めて救済する制度がなく、長い間放置されてきた。

 本書は、40年の沈黙を破って立ち上がった被害者らの思いや表情をリアルに、経過を追って伝えていく。長い苦難を経て司法に訴えて、鮮やかに全面勝訴し、原告が「被爆者」として救済されるまでのたたかいの全容を記録したノンフィクションである。

 黒い雨の健康被害は、原爆特有の放射線障害でありながら、「被爆者」と認める救済制度から70年余も閉め出されてきた。その救済制度の審査基準がようやく改定され、今年4月から戦後初めて「黒い雨被爆者」と認められるようになったのだ。

関連記事

最近の記事

  1.  日本共産党都議団は12月19日、「クマ被害防止についての申し入れ」を行いました。クマが人の生活圏…
  2.  都立高校入試の合否判定に活用される中学校3年生の「英語スピーキングテスト」(英スピテスト)を巡り…
  3.  日本共産党は2026年の新春にあたり、都内各地で宣伝に取り組みました。  このうち台東区の…
  4.  JR東海は12月22日、リニア中央新幹線事業で、10月に掘進現場の直上付近の西品川区道(品川区)…
  5.  日本共産党都委員会と都議団、区市町村議員団は12月25日、高すぎる国民健康保険料(税)を引き下げ…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

2022年11月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  
ページ上部へ戻る