東京外環 住民の不安にこたえて 共産党 補修工事現場を視察〈2023年7月16日号〉

地盤補修工事現場近くの中継ヤードを視察する視察団=6日、調布市

 日本共産党の田村智子、宮本徹(20区重複)、坂井和歌子の各衆院比例東京予定候補と、東京22区の予定候補の平野よしたか氏が6日、東京外かく環状道路(東京外環道)の工事で起きた調布市の陥没事故の補修工事現場などを視察しました。吉良よし子、山添拓両参院議員と曽根はじめ、原純子両都議も同行。工事に必要なセメントプラントや中継施設などを徒歩で視察し、事業者の説明を受け、被害住民の声に耳を傾けました。

 東京外環道は〝地上に何ら影響はない〟として大深度地下(地中40メートル以深)の巨大トンネル工事中の2020年10月、調布市東つつじヶ丘で地表陥没事故を起こしました。その後、新幹線1両以上が入る巨大な地下空洞などが次々と見つかっています。事故を起こした事業者のネクスコ東日本(高速道路会社)は第三者機関の事故の検証もせず、工事推進の有識者会議を経て地盤補修工事として地盤改良工事を強行。

 その際、住宅密集地であるためにクレーンなどの機材の設置や車両の進入ができないとして、地上権者の一部の約30件を対象に買い取りや仮移転を求めており、現在までに5件の家屋が解体されています。

 被害住民はこれまでの事業者の対応が不誠実であるのと併せて、行ってきたオープンハウス(説明会)だけでは説明が不十分だとしています。今回の工事に際する設備に対しても、「セメントプラントがアンカーボルトで固定されていないために地震時などの倒壊が心配」などの声が出ていますが、事業者は「工事中だけの仮設なので問題ない」と強弁しています。

 視察後の懇談で住民からは「東京外環道の工事自体が遅れに遅れている。補修工事もネクスコ東日本の説明に信ぴょう性がない」など、工事の安全性や工期の目途についても多くの疑問が出されました。

 代々住んできた土地から泣く泣く地区外に移転した人は「補償したからいいだろうではない」と語っています。他の住民も「まち壊しだ。地域コミュニティや結びつきが安全と言っていた東京外環道工事で壊されたことなど、国やネクスコら事業者はどうでもいいと思っている」と批判しました。

 田村氏らは「みなさんの不安や思いは当然のこと。今後もあらゆる場面で追及していく」と激励しました。

東京民報2023年7月16日号より

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