都教委 定時制7校を廃止方針「充実こそ」広がる反対〈2024年9月1日号〉

 東京都教育委員会は8月22日、新たに5校の夜間定時制の募集停止の方針を明らかにしました。すでに閉過程を明らかにしている小山台高校(品川区、生徒募集停止の時期は未定)、25年度の生徒募集停止方針を昨年示していた立川高夜間定時制(立川市)を加えると7校の廃止を打ち出したことになります。

 都教委は「都立高校におけるチャレンジサポートプラン(案)」の中で、「困難を抱える生徒の受入環境の充実」を名目に、立川高夜間定時制は27年度末で廃止。小山台(品川区)、桜町(世田谷区)、大山(板橋区)、北豊島工科(板橋区)、蔵前工科(台東区)、葛飾商業(葛飾区)の6校の夜間定時制も26年度に生徒募集を停止し、28年度末で廃止するとしています。

 このまま生徒募集停止、閉課程(廃校)となれば、板橋区、台東区では夜間定時制はゼロになります。北豊島工科は1920(大正9年)、蔵前工科は1924(大正13)年に創設された定時制工業高校の伝統校です。こうした定時制高校を2カ月後の教育委員会で生徒募集停止にしようとしています。

 都教委は「都立高校改革推進計画」に基づき、小山台、雪谷(大田区)、江北(足立区)、立川の4校の夜間定時制を廃止する方針を16年に決定。「都立高定時制を守って」という卒業生や都民の声が広がる中、雪谷、江北両校の夜間定時制の廃止を強行しましたが立川、小山台両校の夜間定時制は募集を続けていました。

 夜間定時制高校の存続を求めてきた市民からは「困難を抱える生徒の受入環境の充実を言うなら、夜間定時制こそ充実させるべきだ」との反発の声が上がっています。

 都教委は、都立高夜間定時制の募集停止・廃止を含む「都立高校におけるチャレンジサポートプラン」案について、9月20日まで都民意見を募集するとしています。

東京民報2024年9月1日号より

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