埼京線 ホームドアを早期に 共産党がJRに要請〈2024年9月8日号〉
- 2024/9/7
- ニュース
日本共産党の小池晃、吉良よし子、伊藤岳の各参院議員と、都議、都議予定候補、地方議員、衆院予定候補らは8月30日、JR東日本と国道交通省に、埼京線のホームドア設置と、無人改札解消を求める要請書を手渡し、進ちょく状況を聞き取りました。
都議予定候補の竹内愛(板橋区)、せいの恵子(北区)両事務所と板橋・北同党区議団の要請書では、「埼京線は首都圏でも有数の混雑路線で、朝夕のラッシュ時にはホームに人があふれかえり、転落や列車との接触の危険を感じるとの利用者の声があがっている」と指摘。現在、埼京線でホームドアを設置している駅はなく、JRの計画では2031年度末までの整備となっているとして、「利用者の安全のため、一刻も早く設置すべき」と求めています。
また、同路線の北赤羽駅の浮間口改札が無人化され、インターホンでの対応となったことにも、聴覚障害者などからの声を紹介し、人員の配置を要請しています。
JR側は、「現在、埼京線のすべての駅でホームドアの設計を進めており、整ったところから整備を進める」と答えました。参加者は、沿線の駅周辺で再開発が進み、利用者の増加が予想されることなどから、早期のホームドア整備の必要性を指摘しました。
改札無人化については障害者の安全確保のためにも有人化をとの声に、「駅の利用状況の変化に応じて無人化している。(障害者への)声かけキャンペーンなどを進めている」としました。参加した住民などから、「(法律で事業者に求められる)障害者への合理的配慮に反する」などの声が相次ぎました。
東京民報2024年9月8日号より