衆院選挙を受けた特別国会で11日、首班指名が行われました。衆院の1回目の投票で、過半数を得た候補がおらず、30年ぶりの決選投票となりました▼衆院での決選投票は現在の憲法下で5回目です。1979年には自民党内の激しい党内抗争の末に、自民党同士での決選投票になった例もあります。前回1994年の決選投票の際は、自社さ連立政権の誕生につながりました▼10年あまり続いた自民党一強の国会体制が崩れる、歴史的な転機となったのが今回の国会です。立憲民主党の野田佳彦代表と、自民党の石破茂総裁の決選投票となり、石破氏が再選されました。日本共産党は、野田氏の協力要請を受け、裏金問題の真相解明と企業・団体献金の全面禁止に踏み出すことで合意したことなどをもとに、決選投票で野田氏に投票しました▼今回の決選投票では84票もの無効票が出ました。国民民主党や維新の会、れいわ新選組らが、決選投票でも自党の党首など二氏以外に投票したためで、これらの投票は、結果として石破首相の延命に力を貸した形になります▼政策ごとの部分連合など、自民党は衆議院の多数派確保に必死です。自公政権に明確な審判を下した衆院選の結果を、どう受け止め国政に臨むのか、各党に問われています。
東京民報2024年11月17日号より









