タレントの中居正広氏の性加害疑惑にフジテレビ幹部が関わっていたという報道をめぐって、同社へのCMを差し止めたり差し替える動きが広がっています▼中居氏は会食した芸能関係者との間で性的なトラブルを起こし、9千万円の解決を支払ったとされています。コメントで中居氏も「トラブルがあったことは事実」と認めました。会食の設定はフジテレビの幹部が行ったとも報じられ、さらに、関係者を利用した、女性の尊厳を無視するような「接待」が日常化していたのでは、との疑惑も持たれています▼CM取りやめの動きが広がったきっかけは、フジテレビ社長の会見でした。中継や動画撮影すらできない環境で、出席できるメディアも大幅に制限しての開催。さまざまな疑惑にも、調査委を設置することを理由に、ほぼ答えませんでした▼他の会社が、不祥事の疑惑をめぐる会見をこんな形で開いたら、フジテレビもメディアとして「あり得ない」と当然、批判するところでしょう。「公正な形での再会見」を求める署名には、多くの賛同が広がっています▼今回の問題では、同社のみならず、テレビ各社にも厳しい目が注がれます。業界のあり方など、メディアとしての自己を、徹底的に見直すことが求められています。
東京民報2025年1月26日より









