
「神宮外苑再開発をとめ、自然と歴史・文化を守る東京都議会議員連盟」(神宮外苑議連)は1月21日、公開学習会を開きました。
環境植栽学が専門の藤井英二郎・千葉大学名誉教授が講演し、神宮外苑(新宿区・港区)の再開発で貴重な樹木の伐採、移植が進む現状を踏まえ、回復する手立てについて提起しました。学習会はインターネットでも配信されました。
藤井氏は昨年11月に行った神宮外苑の現地視察のもようを撮影した映像を観ながら、問題の多い移植の実態を解説。街路樹管理の変遷や世界の都市の現状などにも触れながら、都市部における街路樹や緑地、公開空地のあり方について語りました。
移植は木に大きな負担
参加者から「移植は木の負担が大きく、安易に打ち出すべきものではないことが分かった」「港区部分の18本のイチョウの移植は不可能と思える。いまの場所で守っていくのが最良ではないか」などの意見や質問がありました。
藤井氏は「移植が成功した事例は土壌改良など大変な努力があってのこと。(東京都や再開発事業者に)先人の宝という理解がなさすぎる」「100年前の方々が今のことを考えて(樹木を)育ててくれた。台無しにするようなことがいい訳がない」と述べ、住民や専門家の反対を無視し、伐採・移植を強行することに苦言を呈しました。
学習会では共同代表の原田あきら(共産)、須山たかし(立憲)、田の上いくこ(ミライ)、上田令子(自由)、岩永やす代(ネット)、漢人あきこ(グリーン)の各都議を紹介。事務局の尾崎あや子(共産)都議が司会を担当し、原田都議がコーディネーター、漢人都議が閉会あいさつをしました。
東京民報2025年2月2日号より



















