米の値段の高騰が止まりません。農林水産省が、19日に全国のスーパーでの米の価格を調査して発表したデータでは、5キロあたりの価格は前週より54円高い4268円。集計を始めた2022年以来の最高値を更新しました▼前週は18週ぶりの下落だったものの、再び値上がりに転じています。政府による、備蓄米の放出などの対策の効果は薄く、前年同時期に比べると2倍を超える水準で推移しています▼そんな深刻な事態のなかで飛び出したのが、農業行政の責任者である江藤拓農林水産相の「米は買ったことがありません」発言です。自民党佐賀県連の政治資金パーティーで、「支持者の方がたくさんくださるので、まさに売るほどあります。私の家の食品庫には」などと語りました▼批判の高まりのなかで、江藤氏は「実態と違う言い方をしてしまった」と陳謝。実際は定期的に米を買っているとも明かしました。「受けをねらった」と弁明しましたが、これだけ多くの人々が苦しんでいるのに「受けねらい」とは、国民の意識とはかけ離れた言い訳です▼米の価格高騰は、需給も価格も市場任せにしてきた自民党農政の失敗が生んだものです。日本の主食を守るため、農業を基幹産業と位置付け支援する政治が必要です。
東京民報2025年5月25日号より











