気象庁が1日、今年6〜8月の夏の平均気温が1898年の統計開始以来、過去最高を記録したと発表しました▼平年に比べて2・36度高い気温だったといいます。これまで最高だったのは、2023年と24年で、平年より1・76度高い気温でした。3年連続で過去最高の暑さを記録したことになります。ニューノーマル(新しい日常)と呼ばれる、異常気象の日常化を考えると、来年以降さらに平均気温が上がる可能性も考えられます▼酷暑の中での複合災害の怖さを実感させたのが、7月30日に出されたロシア・カムチャッカでの地震による津波でした。沿岸地域の人たちが高台などに避難したものの、炎天下で熱中症となるケースも起こりました。異常な暑さに加えて、かつてない規模の大雨や、土砂災害、地震、火山噴火など、複合災害のリスクが高まっています▼102年前に起きた関東大震災も、地震と台風、大規模火災が重なって被害を大きくした複合災害の一つでした。さらに、地震を生き延びた朝鮮など外国の人たちが、デマで虐殺された歴史は、排外主義が社会にはびこる現代にとっても、過去の歴史ではすまされません▼9月1日は防災の日。生命を守り抜く社会をつくるため、大災害の教訓を未来につなぐ日です。
東京民報2025年9月7日号より








