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自浄する社会の力信じたい デマと差別許さないと発信 音楽プロデューサー 松尾潔さんに聞く〈2025年11月9日16日合併号〉
- 2025/11/8
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参院選などを通じて差別や排外主義を掲げる政党や政治家が台頭したことに、危機感を覚え反対する声が広がっています。「デマと差別が蔓延(まんえん)する社会を許しません」と題するアピールを、各界有志12人とともに出した、音楽プロデューサーの松尾潔さんも声をあげる一人です。思いを聞きました。
―10月17日に新宿駅前で開いたアピールの2回目の街頭宣伝で司会を務められ、ステージ上で「ここから見る景色は美しいですよ」と話された姿が印象的でした。
金曜日の夜の新宿駅ですから、いろんな方たちが行き交いますよね。一週間、仕事を終えて家路を急ぐ人もいれば、これから新宿で気晴らしをしようという人もいる。全国各地から来たり、これから夜行バスで地方に帰る人もいるでしょう。そういう「通過点」である駅で、多くの人が足を止め、コミュニティを形成し、連帯感とか共有感を得られる「場所」ができた。そのことに、自由や希望を強く感じました。
多様なトーンこそ
―1回目の街宣はシンガーソングライターの春ねむりさん、2回目はラッパーのダニー・ジンさんのライブがあり、聴く人たちがビートに合わせ体を動かしていました。

タムトモさん(2回目に参加した田村智子・日本共産党委員長)も、ノリノリでしたね。
音楽の世界で長くプロデュースをしてきましたから、政治家とはまた違う形で、社会や政治に対して発信しているアーティストを、あの場につなげる役割を果たしたいと思っていました。僕はよく「ラブソングを語ったその口で、社会のことを語ろうよ」と言ってきましたが、その実践でもあります。
語るトーンは様々にあった方が良いと思うんです。政治家の歯切れのよい訴えが良かったという人がいてよいし、家に帰って寝る前にライブでのラップの一節がふと心に浮かんだという人がいてもよい。重層的に、さまざまな語り方がステージで繰り広げられ、そこにハーモニーが生まれたらと思います。
封殺された声が
―音楽や文化は社会の毛細血管のようなものとよく話されています。












