米海軍と米国会計検査院(GAO)が12月に、垂直離着陸機V22オスプレイの抱えるリスクが長年にわたって放置されたとして、今後の「壊滅的な結果」への懸念などを示す報告書を、それぞれまとめたことが明らかになりました。防衛省は、米海軍の報告に関して、横田基地周辺自治体に対する説明で、危険性についての指摘に触れず、機体の安全性のみを強調しています。
GAOと、米海軍の航空システム司令部(NAVAIR)が12月12日に、それぞれ報告書を公表しました。GAOは報告書をまとめた背景について、オスプレイが「2022年以来、4つの重大事故を起こし、20人の隊員が死亡している」ことを挙げています。

GAOの報告は、国防総省の資料をもとに、オスプレイの重大事故率が、米軍の他の航空機を上回っていると分析。にもかかわらず、各軍がオスプレイの運用や整備に関する情報を適切に共有しないなど、危険を低減する措置を十分にとってこなかったと指摘しています。
そのうえで、同報告書は「安全リスクを特定、分析、対応するための統合プログラムの改善がなければ、(隊員の)死亡、負傷、あるいは任務能力と資源の喪失のリスクを低減することはできない」と警告しました。












