東久留米市 バス死亡事故で執行猶予 「処罰で改善にならない」〈2026年2月8日号〉

 2025年1月に路線バスが発進直後に東久留米市の市道横断中の90歳女性をひいて死亡させた事故の刑事裁判で1月27日、東京地裁立川支部は被告人の男性運転士(60)に禁錮1年2カ月執行猶予3年の判決を下しました。

 事故は横断歩道のない路上で起きました。乗客の乗降を終えた西武バス社員の運転士が時速1~2㌔㍍で発進し始めた路線バスの直前を、女性がバスに向かうような進路で横断する中で前輪に巻き込まれたもの。女性は病院に搬送され死亡が確認されました。運転士は危険運転致死傷で起訴されていました。

 裁判中、運転士はバスに設置されている「11個の安全確認ミラーを確認してから発進したが、事故の再発防止には更なる確認が必要だ」と反省の弁を述べています。

 被害女性は身長140㌢㍍で杖をつき腰が曲がっていたとして車体の死角に入り込んだことが事故の一因であると、公共交通における労働問題に詳しい被告人弁護士の尾林芳匡氏も陳述しています。

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