〈一分8月2日号〉「普段からの備えがいかに大切か痛感する」「行政は本気で住民の生命を守る施策を持つべき」─本紙3面で…

「普段からの備えがいかに大切か痛感する」「行政は本気で住民の生命を守る施策を持つべき」─本紙3面で今号まで掲載してきた中村八郎さんの連載「避難所とコロナ危機」に寄せられた読者の感想です▼連載の始まった7月中旬から、折しも九州南部を中心に各地が豪雨に襲われました。避難所で三密を避ける難しさや、全国から駆けつけるはずのボランティアも感染拡大防止の制約を受けることなど、コロナ危機と豪雨の複合災害がもたらす困難を見せつけられました▼日本の災害避難所は、学校の体育館などを一時利用して、雑魚寝状態で過ごす仕組みが長年、続いてきました。災害時などにおける人道的な支援のあり方の国際基準を定めたスフィア基準をはじめ、世界各国では、一家族一つのテントを提供したり、温かい食事を供給するなどの体制整備が進んでいます▼中村さんは連載で、コロナ危機によって、日本の従来の防災政策がはっきりと行き詰まったと指摘。各自治体が、日常的には住民が文化やスポーツの活動に使えて、災害時は生活機能を備えた避難所となる公共施設を整備することや、地域社会の安全化を日常から進める重要性を強調します。コロナ禍は、災害対策のあり方にも、根本的な転換を迫っています。

(東京民報2020年8月2日号より)

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