【 #Web東京民報 連載】東京わがまち⑯ 梅雨

(台東区 上野公園)

 上野の森は芸術の森。動物園の先から寛永寺にかけて、博物館に美術館、国際子ども図書館に煉瓦造りの芸大校舎、木造の奏楽堂など多種多彩な美術、音楽、文化施設がこの森に集まっている。
都美術館の窓からは、梅雨の到来でいっそう青々とした樹木、煉瓦造りの上野動物園の旧正門が見える。あたりは、静けさに満ち、雨音と鳥のさえずりしか聞こえない。いつもは元気いっぱいの子どもたちの姿も、雨で人影は無い。雨脚の増した道を、楽器を肩に赤い傘をさした学生が、旧東京音楽学校の奏楽堂の方へゆっくりと歩いて行った。
 私の頭の中で、雨をテーマにしたさまざまな楽曲が浮かんでは消えた。

写真・文 夏目安男

〈東京民報 2015年6月21日号より〉

※WEB版追記 写真家の夏目安男さんは2021年12月に亡くなりました。ご遺族の許可を得て、東京民報での連載「わがまち東京」をWeb版連載として掲載します

関連記事

最近の記事

  1. 20歳人口 11万3千人過去最少  2026年の東京都の20歳人口(2005年生まれ)は11…
  2.  日本共産党都委員会と都議団、区市町村議員団は1月15日、高すぎる国民健康保険料を引き下げるための…
  3.  東京都労働委員会(都労委)は15日、JAL被解雇者労働組合(JHU)が申し立てていたJALに対し…
  4.  「なぜいま総選挙?」―この間、新年会などで会う人みんなが口々に怒りの声をあげています。  …
  5.  高市早苗首相による台湾有事をめぐる「存立危機事態」発言の撤回を求める宣伝行動が14日、首相官邸前…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

2022年6月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
ページ上部へ戻る