2023統一地方選 共産党予定候補 挑戦への思い 北区(定数40)秋山けんたろうさん(34)「全ての人が夢持てる社会に」高校時代の思い実現へ歩み 〈2022年10月2日号より〉

▼あきやま・けんたろう(秋山健太郎)さんの略歴 1988年東京・北区生まれ、34年間同区在住。北区立第二岩淵小学校、同赤羽中学校、都立赤羽商業高校を卒業。2011年に東洋大学経営学部会計ファイナンス学科卒。2016年社会保険労務士に合格。2019年に社労士法人事務所に勤務。2020年6月、日本共産党入党。2021年6月、社労士事務所を開業。

 「塾に通うお金がある家庭の子は、いい成績が取れて、お金がないと成績が上がらないなんておかしい。経済力による教育格差のない世の中にしたい」。高校生の時に抱いた政治家への夢。いま、その夢に向かって歩き出した青年がいます。北区議会(定数40)で7期勤めた日本共産党(現有9人)の、さがらとしこ区議からバトンを引き継ぐ、秋山けんたろうさん(34)です。

就職難に劣悪雇用 社会の矛盾を痛感

 東洋大学で経営学を学んだ秋山さんの就職希望は、大企業での経理の仕事でした。しかしリーマンショック後の雇用状況は厳しく、100社を受験しても合格は2社。実際に就職が決まったのは大手外食系企業で、仕事も経理とは無縁の店舗の運営業務でした。

 「残業は月100時間を超えていたのに残業代はほとんど出ません。給料は手取り月18万円ほどで、自腹のタクシー代などでさらに減りました。一番つらかったのは、どんなに頑張っても評価されないことでした」

 秋山さんは2年間で退職。しかし再就職はうまくいきませんでした。「ゆとり世代はダメだとひとくくりにされ、苦い思いをさせられました。なぜ差別されないといけないのか、社会の矛盾を痛感しました」

 秋山さんは個人事業主として、ネット系のフリーライターで仕事を得ました。しかし収入は不安定で将来に希望が持てないと、労働環境の改善にも携わる社会保険労務士(社労士)の資格取得を目指します。国家資格の中でも合格率7%の難関ですが、3回目の試験でみごと合格。社労士事務所に就職します。

 社労士の仕事は、企業の労働管理と社会保険に関する様々な手続きを事業主に代わって行うこと。社会保険や労務、福利厚生、年金などのコンサルティング業務、さらには企業の様々な問題の相談、指導に当たることが求められます。

社労士の悩み 共産党に相談

 秋山さんが社労士事務所に就職した翌年20年は、新型コロナ感染が急拡大し緊急事態宣言が出されるなど、経営環境は悪化の一途。顧客からの相談が急増し「このままではつぶれてしまう」といった深刻な相談が相次ぎました。

 「国、都の支援は限られ、困っているのに助けてあげられないもどかしさが募りました。政治に影響力のある人に何とかしてもらいたいと真剣に考えました」。思いついたのが近所で見かけた、日本共産党の元衆院議員の池内さおり事務所(TOKYO 12 HAUS)。悩んでいる内容をメールしたところ、事務所員から「池内が会いたがっている」との返信がありました。

 訪ねると池内さんと、のの山けん北区議が待っていました。「いきなりメールしたのに、私の話をちゃんと聞いてくれました。『相談ごとがあれば共産党に行けばいい』という、うわさは本当でした」

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