2023統一地方選 共産党予定候補 挑戦への思い 清瀬市(定数20)・穴見れいなさん(51)「今度は私が誰かのために」福祉一筋に生きる〈2022年10月30日号〉

 「助けてもらったからには、私も同じように困っている誰かのために役立ちたい」。来春の清瀬市議選(定数20)で、日本共産党(現有6人)の深沢まさ子さん(4期)と、前回補選で当選した藤本いせ子さんの2人からバトンを受け継ぐ、穴見れいなさん(51)の決意です。この言葉に込められた思いには、絶望から救われた穴見さんのつらい体験がありました。

▼穴見れいな(あなみ・麗奈)さんの略歴 1971年西東京市生まれ。都立武蔵高校卒業。東京通信大学(人間福祉学部社会福祉コース)在学中。訪問介護事業所所長、障害者グループホーム職員など歴任。現在、日本共産党清瀬市介護・福祉アドバイザー。

 新型コロナウイルスの感染拡大が始まった3年前、重度の知的障害のある長女(22)が感染した時のことです。

 40度の高熱を出しているのに、10日間も保健所は取り合ってくれませんでした。やっと電話がつながった発熱外来には重度障害を理由に断られ、医師からは「障害者は症状が悪化しても受け入れられない。それでもPCR検査を受けますか」とまで言われました。

 「守れなくてごめんね。お父さんのところに一緒に行こうかと泣きながら、娘を抱きしめました」。自宅療養を余儀なくされ、不安な日々を過ごすことになった穴見さんは一時、絶望の淵まで追い詰められたのです。

 「娘は幸いにも徐々に回復に向かいました。でも夫を亡くした時よりもつらかった。発熱外来の医師は『ごめんね、お母さん』と言ってくれました。保健所のみなさんも一生懸命に対応してくれました。保健師や医師が冷たいのではなく、政治は私たちのことを見ていない。命に関わる感染症でも政治は何もしてくれない」

 そんな政治への不信感を強めはじめたとき、一筋の光が見えました。日本共産党の原のり子都議の議会論戦です。重症化リスクの高い人や一般医療機関では受け入れが難しい障害児・者のコロナ治療を、都立などの公立病院が担うと都に確約させたのです。

え、私のこと?国会に声届いた

 「どこかで聞いたことあるぞ」。国会中継を見ていた、ある日のこと。穴見さんが共産党の宮本徹衆院議員事務所が福祉施設を対象に行ったアンケートに書いた内容を、そのまま宮本議員が読み上げていました。コロナ禍前の2019年のことで、日本共産党との出会いで忘れられない、もう一つの場面です。

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