平和と弱者のため頑張る党 日本共産党への期待 作家・赤松利市さん〈2023年4月16日号〉

 統一地方選後半戦を前に、作家の赤松利市さんに、日本共産党への期待の思いを聞きました。

▽赤松利市(あかまつ・りいち)氏の略歴 1956年香川県出身。関西大学卒。大手消費者金融会社を退社後、起業するも破綻。11年の東日本大震災後、宮城県で土木作業員、福島県で除染作業員を経験。上京後、ネットカフェなどに寝泊まりしながら執筆を続ける。『藻屑蟹』(徳間書店)で18年に第1回大藪春彦新人賞、『犬』(同)で20年に第22回大藪春彦賞。22年に日本共産党入党を公表。

 私が日本共産党を応援する一番の理由は、戦争に反対だからです。自民党・岸田政権が憲法「改正」で狙う「緊急事態条項」(災害や戦争などの緊急時に平時の枠組みを超える権限を政府に与える)が、仮に制定されたならば、日本は戦争まっしぐらです。

 「敵基地攻撃能力」の保有は憲法違反です。アメリカからミサイルを買い、安保条約によってアメリカの戦争に参戦することになる。とんでもありません。本来、議論すること自体、憲法違反です。

 私の小説「アウターライズ」(20年3月、中央公論新社)に登場する「東北国」の国是は「万民の平和」です。戦争放棄、武力放棄、他国の軍隊の駐留も拒否します。武力で戦争は防げない。憲法9条そのものです。現実の日本は、非常に危ういところにきている。憲法を守り、軍拡に反対する共産党に頑張ってほしい。

平和乱す貧困・差別

 私の持論として、平和の対義語は「混乱」です。混乱を引き起こすものは戦争以外にも、例えば貧困や差別、疾病、自然災害だったりします。私の小説のテーマでもあります。

 私は東日本大震災で福島第一原発事故が起きたあと、石巻市で土木作業員、南相馬市で除染の作業員をやりながら、「アウターライズ」を書き続けていました。そこでは政府の政策による住民の分断、対立を目の当たりにしてきました。「本当の復興とは何か」を問い続けていました。

 溶けた核燃料の取り出しすら目途が立たず、生活する場の放射線量も下がっていないのに、政府は「家に戻ってもいいですよ」と言う。帰りたくても帰れない住民がいるのにです。自民党政権の政策は、おしなべて住民に分断を持ち込むものです。

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