障害者施設 繰り返される不正請求 世田谷区 管理体制確立が急務に〈2025年1月12日号〉

 地域で1976年から50年近くもの間、知的障害者の働く場を提供してきた「白梅福祉作業所」(世田谷区松原/内田修代表)で、区に請求する支援費・補助金の巨額過誤請求が繰り返されていることが東京民報の取材で明らかになりました。同作業所は企業などでの就労が困難な知的障害者の生産、その他の活動や就労能力の向上、自立支援などを目的に障害者の親たちが立ち上げたもの。現在は社会福祉法人の条件を満たせないために特定非営利法人(NPO)として、相談支援事業などにも取り組んでいます。

 同作業所を運営するのはNPO法人せたがや白梅(小寺厚宏理事長)で、作業所代表の内田氏は法人の副理事長職にあります。

白梅福祉作業所が入るビル=世田谷区

 世田谷区は2016年2月、日本共産党の江口じゅん子区議(当時)の求めに応じ、当時の障害施策推進課長が「過誤請求は5年間で2000万円弱の見込み。作業所では2010年、2011年度分は300万円から400万円の見込み」と回答。

 不正請求の内容は、「台風での閉所時の請求や、利用者の他所での就労および他施設を利用していたにもかかわらず利用したとして請求」していました。同作業所の請求の決裁権を担っていたのは内田氏であることを、2016年2月25日に本人が労働争議をめぐる裁判で東京地裁で証言しています。同年8月までに1000万円超の返還金をもって終了案件となり、その後、この件での調査は行われていません。

東京民報最新号はこちらから

カテゴリーから探す

記事を掲載時期から探す

最近の記事

  1.  清瀬市長選が3月22日告示(29日投開票)されます。党派を超えた市民でつくる「市民とともに市政を…
  2.  太平洋戦争中の空襲で死傷した民間人や遺族らでつくる「全国空襲被害者連絡協議会(全国空襲連)」が6…
  3.  原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の最終処分地の選定をめぐり、国が東…
  4.  未曽有の被害を生んだ東日本大震災(2011年3月11日)とその後の福島原発事故から、15年が経ち…
  5. 1面2面3面4面 紙面サンプルと、各面の記事紹介 月440円のサブスク…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

2025年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  
ページ上部へ戻る