【読書 今月の本棚と話題】 現実世界教えない日本教育 『フランス人記者、日本の学校に驚く』西村カリン 著 〈2025年4月20日号〉

 著者は日本在住20年のフランス人ジャーナリスト。男児2人を日本の学校に通わせている。母親の目とジャーナリストの目で日本の教育について様々に“驚く”が、日本の全ての子どもたちが基礎学力を身に付け巣立ってゆくことを称賛する。「それはひとえに先生たちの大変な努力の賜物で、教育政策の結果ではない」と強調する。先生たちのハードさはILO(国際労働機関)からも警告を受けるほどだから。また、日本の先生は学習指導要領でがんじがらめになっているが、フランスではかなり先生たちの裁量に委ねられているが、それはまたマイナス面でもあるという。

大和書房 2024年
1760円(税込)
にしむら・かりん 1970年フランス生まれ。1997年に来日。AFP通信東京特派員となり現在はフリージャーナリスト

 そんな日本の学校教育への大きな疑問は政治を、現実世界を教えないこと。象徴的な例として自民党の麻生太郎氏の発言を紹介している。「政治に関心を持たなくても生きていけるというのはよい国です。考えなきゃ生きていけない国の方がよほど問題なんだ」(2022年7月1日、三重県桑名市内の講演で)

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