新人都議の決意 声なき声を都政に届ける 北区(定数3)せいの恵子さん〈2025年7月13日号〉

「新人都議の決意」の2回目は、北区で3議席を有力5人で争った激戦で自民新人候補に競り勝ち、曽根はじめ氏から議席を引き継いだ、せいの恵子さん(51)です。「力を合わせて、せーのでチェンジ」のキャッチフレーズが、支援者から「心一つに頑張れた」と大好評でした。

 ―市民と野党の共同候補としての選挙戦でした。

 私は社民党、新社会党、北区の市民団体などから推薦をいただきました。街頭演説には市民団体のみなさんや新社会党の区議が応援に来てくれ、ビラまきも率先して行ってくれました。

 中盤には立憲民主党の藤原のりまさ衆院議員が5回北区入りし、計7カ所での街頭演説や選挙カーから「立憲民主党の党員や支持者はせいの恵子に投票を」と熱烈に呼びかけてくれました。区議会同期の立憲区議は、ともにジェンダーの課題を前に進めてきた同志として、動画に登場し、SNSでの発信もしてくれました。

【せいの恵子氏の略歴】1973年8月、北区生まれ。文京区役所勤務を経て和光大、都立看護学校に学び、看護師に。都立豊島病院勤務の後千葉大に編入学、保健師資格を得る。民間病院等を経て台東区役所に入職。19年に北区議、2期目途中の24年都議補選に立候補。家族は夫と2女。趣味は読書、歌、手織り。

 私は「北区の3議席のうち1議席は小池都政にしっかりモノが言える、声にならない声を届ける議席がどうしても必要。何としても都議会に送って下さい」と最後まで訴えました。

 本気の共闘は党員や支援者への大きな励ましとなりました。また私や陣営が気が付かないところでも、多くの支援者が「せいのパンフ」を活用して、私の政策や魅力を自分の言葉で最後まで本気で訴え抜いてくれていました。

 こうした支援があってこそ、当落線上で横一線になった状況から、私が一歩抜け出せた結果になったと確信しています。うれしいという気持ちは当選が決まって万歳した一瞬で通り越してしまい、今は責任感と緊張感でいっぱいです。

若い世代へ手応え

 ―SNSの取り組みにも挑戦されました

 従来の枠を大きく突き抜けたSNSの活用がありました。動画作成チームが結成され、ショート動画を中心に作成・発信することで量を増やし、有権者の目に入りやすいように工夫し、内容も政策を訴えるもの、候補者の押し上げや魅力を語るものなど多岐に渡りました。

 中でも「畳屋の娘 都政に挑戦」や「朝からせーの」は注目を集め、野党共闘での押し上げ動画も視聴回数が大きく伸びました。SNS講座を受講した党員、支援者が拡散に協力してくれるなど相乗効果も生まれました。

 開設したYouTubeチャンネルの視聴者は45~54歳が27%で一番多く、25~44歳までの合計が32%と、若い世代にも見られていることが分かりました。私たちが訴える政策がSNSを通じて初めて無党派層や若い世代に届き始めたという手応えを感じています。

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