【読書 今月の本棚と話題】連帯と共感の空間を生むには 『民主主義のためのSNS活用術』 井上伸 著〈2025年7月20日号〉

 大きな書店でビジネス関係の棚を見ると、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を、集客や商品宣伝に生かそうという「活用術」の本があふれています。

 本書は、同じ活用術でも一線を画し、「民主主義のための」と銘打って、労働運動や、選挙、市民活動でのSNS活用術を説いています。

 著者は国会公務員の労働組合、国公労連の本部書記。X(旧ツイッター)の著者のアカウント(井上伸@雑誌KOKKO)では、上がらない平均賃金、男女の不平等、貧困など、日本社会の問題点をわかりやすく視覚化したグラフをはじめ、「バズる」(多くの人に拡散するという意味のネット用語)発信を多く生み出しています。

 労働組合や社会運動団体向けのSNS講座で、よく寄せられる19の質問を通じて、団体や市民運動に取り組む個人が、SNSに取り組む意義や、発信の方法、陥りがちな困難への対処法などを、具体的、実践的に解説する本です。

 SNSのツールには、代表的なものだけでも、LINE、X、フェイスブック、ユーチューブ、TikTokなどがあります。それぞれの特徴や日本での利用状況、社会運動での活用法、発信を草の根で広げる方法などを紹介しています。

 さらに、「炎上が怖い」「発信内容は組織的な確認が必要か」「ビラや機関紙との違い」「バズらせるコツ」などの疑問にも、労働運動や社会運動の現場をよく知り、データを重視した発信で知られる著者ならではの、具体的な回答をしています。

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