【読書 今月の本棚と話題】 隣国を知るための確かな目 平井潤一 著『習近平体制の中国―その課題と矛盾』〈2025年8月24日号〉

 近年、中国脅威論が増幅している。尖閣諸島周辺での中国公船の領海侵入、東シナ海、南シナ海での海洋進出と台湾問題などが背景にあるとみられる。この傾向は日本人の対中意識にも反映されており、内閣府の昨年の世論調査によると、中国に親しみを感じないとの回答は9割近くに上った。

新日本出版社 2025年
2100円+税
ひらい・じゅんいち 日本中国友好協会参与、日中友好新聞編集部員。1928年生まれ。中国系通信社、「赤旗」外信部などを経て、日本中国友好協会本部で勤務

 しかし、私たちは中国の実情や中国人の意識についてどれだけ理解しているのだろうか。本書は月刊誌「経済」(新日本出版社)に連載された中国問題の研究者の解説を書籍化したもので、隣国中国を知るための要素が網羅されている。反・嫌中国派だろうと親中国派だろうと、中国の歩みと現状を客観的に理性的に見る営為に変わりはない。本書はそのための格好の「教科書」である。

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