究明なしに訓練再開するな 横田基地 米兵落下で聞き取り〈2025年12月7日号〉
- 2025/12/4
- 横田基地・米軍
米軍横田基地(福生市など5市1町)でパラシュート降下訓練中の米兵が、羽村市内の民有地に落下した問題で、日本共産党の山添拓参院議員は、尾崎あや子都議、周辺自治体の議員、住民運動関係者とともに11月28日、防衛省からの聞き取りを行いました。米軍は安全確保のために必要な事故の経緯や原因なども把握しないままに訓練を再開し、国もそれを容認している実態が、浮き彫りになりました。

「落下場所が基地から大きく外れて、青梅線をまたいでいることに驚いた。近くにはひっきりなしに車が通る道路もある。線路の上や、道路の上だったら、どうなっていたか。住民の命にかかわる事故になっていた。重大性に、米軍も国も思いがいたっていない」
横田基地の撤去を求める西多摩の会の寉田一忠さんは、事故からわずか2日間の中止で訓練を再開した米軍の対応に憤りを表明しました。
事故が起きたのは11月18日の夕方。米軍のC130輸送機から降下した米兵の一人が、私有地に降り、民家の屋根を破損しました。米側は、メーンのパラシュートが開かず、サブのパラシュートを展開したと説明しています。
落下現場は、横田基地から3㌔㍍も離れています。メーンの故障時にサブに切り替えるのは、通常の手順という説明にも関わらず、なぜこれだけ落下場所がずれたのか、参加者が説明を求めても、防衛省担当者は「不明」というのみでした。
また、落下した民家には庭があるにもかかわらず、米兵は屋根にぶつかっており、コントロールが取れなくなっていた可能性もあります。
山添氏は、「安全確認どころか、事態の把握すらできていないなかでの訓練再開だ」「国も、米側から、機材や手順の点検をしたという説明を聞いただけで、経緯や原因などは何も把握できていない」と厳しく指摘。参加者からも、どのように事故が起き、なぜ遠くへの落下にいたったのか、米側からの詳しい説明を求める声が相次ぎました。
再開後に部品発見
再開に至った経緯にも、不明点が多くあります。












